「今日は本山で舎利会があって おソバが出るから夕食はいりませんよ~」 と言い残してご出勤の住職。 泉涌寺は 法要が多すぎて覚えきれないのですが、[おソバの舎利会] と これは食べ物で会得している私…。
泉涌寺では 湛海宗師が 宋からお釈迦様の歯である 仏牙舎利 を持ち帰った10月8日と 前日の7日に 舎利会法要を行っているのです。 泉涌寺の法要の多くは 自主法楽で 一般に公開せず あまり知られておりませんが、 今日のは 持ち帰られるまでの経緯を 僧侶らが和讃するので 一般人にも内容が分かりやすい! と 興味をそそられる報告。 ただし、住職ら 中堅僧には 講式 というお役目が持ち回りで来るのだそうで その時には 1時間半程 一人だけの特別なお経をあげなければならず…。 「節があったり 高い音の時には 絶叫状態で、終わるとフラフラになるんだよ…」 と。
「だから ご褒美のおソバなのね!?」 …かどうかは知りませんが、 明日も続く法要に備え 早めに就寝した住職なのでした。