玄関の右の柱に[生死事大無常迅速] と書かれた大きな板が掛かっております。 これは [生死は仏の一大事。時は無常に迅速に過ぎ去っていくから 無為に過ごしてはいけない。] という意味の禅語だそうです。
[各宜醒覚慎勿放逸] と続き、 [各人はこの事に目覚めて精進に努めるように] と戒められ、 靴箱上の 呼び板 も [叩いて合図をするだけではなく その音で心をも目覚めさせよ!] と 入り口から修行道場としての風格を醸し出しているのです。 皆さま 心してお入り下さいませ。
「今日 9月3日は [ぐっ(9)スリー(3)] ぐっすりの日 なんだって…」 と 先代の法事やアロマのイベントでちょっとお疲れ気味の義母が呟いておりました。 「お寺では ぐっすりお昼寝が出来ないからねぇ…」 と住職。 目が覚めるような 呼び板の音に 気持ちだけは逸る義母なのでした。