庭園の石灯篭 の方も気になっていらした斉藤さん。 道具と助っ人さんがいらっしゃった今回、まとめて直してしまいたい! とのこと。
庭園の灯篭は 灯袋の台座の蓮模様 が上向きになっており おかしい! という指摘が 以前 拝観の方からもあったのです。先代も気にしていて 多方面の方に意見を求めていたようで、 織部灯篭としては確かに間違った組み方…。 しかし 石の年代や造り を見ると 段々に重ねていった 寄せ灯篭 らしく、ならば決まり事など無い という結論になっていたのです。
以前は当院の住職さん達だけが納得して楽しんできた庭園でしたが、一般の方が これだけ入って来られると ご指摘が多くなるわけで… 住職も苦笑いで お願いすることに…。
やはり 石の起伏の都合で わざと逆にしてあったようで、石を削る手間をかけて 正方向に直し 立派な灯篭に整えて下さいました。
日本の文化には 決まり事 があり それを知っておかなくてはいけない ことは分かっているのですが… 「これで 普通の灯篭 になりました!」 との報告に ここだけの話、何だか ちょっと残念な気持ちがする私なのでした。