昨日は 雲龍院の開山 [竹厳聖皐上人] の法要が営まれました。 640年程前(南北朝時代) の方の法事だなんて… ちょっと気が遠くなります。
竹厳上人は 京都出身 藤原家の出の方で 若い頃からとても勉学に励まれ、 泉涌寺の長老となり 後光厳天皇・後円融天皇様からのご信頼も厚かったようです。
同時に 先々代 [池田龍潤和尚]の 二十五回忌も取り行われました。 住職の祖父にあたりますが 大変に厳しい方だったようです。 住職は高校生の時に 雲龍院で祖父母と3人で生活したそうですが、日曜日はおじいちゃんの監視の元 朝から念入りに廊下の拭き掃除…。 一枚の ガラス戸を拭くのに ダメ出し続きで 二時間も磨き続けたという話も聞きました。 巧く逃げ出すことなく 真面目に従っていた住職にも 「昔から性格は変わってないのね…」と笑って(?) いえいえ 感心してしまいますが、威厳があって 徹底的に指導してしまう 龍潤和尚には明治生まれの男性の気骨さ が伺えて 素敵だなと感じます。
「出来れば 衣服の脱ぎ方も指導しておいてほしかったな…」と 時々 親子して転がっている かたつむり のような靴下を片付けながら 思っております…。