前回、六道輪廻が「恐怖と罪悪感で動く枠組み」として働くとき、
死者は「あの世」へ進むことを躊躇し、この世に留まることがあると書きました。

 

 

「あの世」に行ったら、もしかしたら罰を与えられるかもしれない。

地獄に落とされるかもしれない。

 

 

こういう恐怖が、死者をこの世にとどまらせてしまう場合があります。

 

 

ここで自然に出てくる疑問があります。

 

 

 

では、どうすればいいのか。

 

 

 

今回は、故人を安心させて引導を渡す方法を紹介します。


 

1) 死者が欲しているのは「正しさ」ではなく「安心」

 

生きている私たちは、つい“正しさ”に寄ります。

 


正しい作法、正しい読経、正しい宗派、正しい戒名

 

 

でも、恐怖の中にいる存在に必要なのは、
正しさではなく、安心です。

 

 

 

逆に言えば、安心が入らない限り、
どれだけ形式が整っていても、
その人(その存在)は動きません。

 

 

2) お経よりも日常言葉の方が届く

 

お経は、「音」にはなっても、「言葉」になりません。

 

 

たまに、不浄な場所でお経をあげて

鎮魂しようとされている方がいますが、

これは私の経験から逆効果になります。

 

 

 

なぜなら、霊もお経の意味は理解できませんし、

「なんで、お前に成仏させられなければならないのだ」

という怒りを買ってしまう場合が多いからです。

 

 

生きている人がお経を理解できないのに、

死人が理解できるはずがないのです。

 

 

お経よりも、心に響く音

 

 

それが、愛ある言葉です。

 

  • ありがとう

  • 大丈夫だよ

  • 安心してね

  • 私も幸せに生きるからね

 

このような言葉をかけられた方が、故人もずっと喜びます。

 

 

3) 引導とは「扉を押し開ける力」ではなく「扉の前で安心させる力」

 

引導というと、
強い力で“連れていく”イメージを持つ人もいます。

 

 

でも私は、引導の本質は逆だと思っています。

 

 

扉の前で、恐怖をほどく。

 


恐怖がほどければ、
その存在は自分から動ける。

 

 

つまり引導は、
「強制」ではなく「許可」です。

  • 行っていい

  • 離れていい

  • もう終えていい

  • この世に縛られなくていい

この“許可”が出ると、
この世への執着が弱まります。

 

 

4) なぜ「僧侶の資質」が影響するのか

葬儀で引導を渡すとき、
僧侶の資質が影響する...

 


私はそう見ています。

 

 

理由は単純で、
言葉の“波動”が、その人の人間性から出るからです。

 

 

仏教知識があるか、修行を沢山積んだかどうかより、
その人自身が

 

  • 儲けに走っていないか
  • 出家に相応しい生活をしているか
  • 人々の苦しみを理解できているか
  • 経験が伴っているか

 

ここが大きいです。

 

 

資質の伴った僧侶があげるお経には、確かに引導の効果があります。

(お経の意味が分からなくても、引導の効果はあります)

 

 

ですが、そのような僧侶を知らない場合は

むしろ、家族の言葉をかけてあげる方が、

はるかに引導を渡す力があります。

 

 

 

この意見に、僧侶は反論するかもしれません。

 

 

では、なぜ、これだけ多くの不成仏霊が存在するのでしょう?

 

 

それは、お葬式での引導の儀式で、故人に引導を渡せていないからです。

 

 

形式だけ整っていても、
語り手が、故人に響く波動を出していなければ、
死者の恐怖はほどけません。

 

 

5) 「日常の言葉」で渡す引導


日常の言葉で引導を渡すときの基本は、次の3つです。

  1. 感謝(いままでありがとう)

  2. 現実の確認(あなたはもう亡くなった)

  3. 安心の許可(安心して進んでいい/こちらは大丈夫)

 

故人の名前(戒名ではありません)を呼んでから、

愛ある言葉で優しくこの3つを語りかけてあげると、必ず故人に届きます。

 

 

6) 供養の本質は「儀式」ではなく「波動」

私は、供養をこう捉えています。

 

 

供養とは、相手の波動を上げることではない。
(第三者がコントロールするものではない)

 

 

ただ、例外として......

 


死後しばらくの間は、
愛のある言葉が届きます

 

 

故人に愛ある言葉をかけてあげることで、

安心してあの世へと旅立つことができます。

 

 

まとめ

 

故人に引導を渡すのは、僧侶でなくてもできます。

 

 

お葬式に僧侶を呼ばなくても、戒名をもらわなくても、

故人に優しく語りかけてあげることで

安心して、次の世界へと旅立たせることができます。

 

Sealed with LOVE❤️