しつこい程に紋章の話 | 現役食口Unrestorableの不信仰告白

現役食口Unrestorableの不信仰告白

Unresorableは「救えねえ奴」という造語です。
これは自虐的な意味もありますが、自分を救うのは自分の責任を果たすしかないと反語的に捉えて作りました。
皆様の批判、意見等は返答できないかも知れませんが、ご自由に書き込んで下さいませ。
よろしくお願いします。

また紋章の話です。

今回は珍しく画像資料も貼り付けてみました。

ここまでこだわる必要も無いかもしれませんが、あらゆる所からみ言や福音の謎を解くきっかけが出来れば良いな、と思っています。

それに、我がプロジェクトが国家を相手取る所まで行けば、その「背景」について知っていれば何か役立つかも知れません。

最初の記事では安直に一番上の画像をもって、12支族のシンボルとしましたが、別件で家紋を調べていると、ヨセフ族の紋章がユニコーンであるという情報を得ました。

しかし、それらしき根拠となるものがなかったので、色々と検索していると、海外のサイトで、やっとそれなる情報の一端を入手出来ました。

一番最後の画像が、最も総合的に支族ごとの紋章がまとめられていると思います。

一支族につき、シンボルが一つでは無いのはややこしいですね。
とりあえず、それぞれの画像を見比べてみて下さい。


現役食口Unrestorableの不信仰告白

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以前の内容に付け加えて表記すると、


ルベン族=太陽、人(男)、マンドレイク

シメオン族=魔法瓶と剣、Sity of Shechem(城?砦?)

レビ族=胸当て、十二の宝石、燭台

ユダ族=獅子

ダン族=蛇、天秤、馬、鷲

ナフタリ族=鹿

ガド族=天幕、戦士

アセル族=オリーブの木、水差し?瓶?

イッサカル族=驢馬、太陽と月

ゼブルン族=帆船

ベニヤミン族=狼

マナセ族=椰子の木、オリーブの枝、矢

エフライム族=葡萄、牛、ユニコーン


よく分からないものやダブっているものも有って、一層、混乱をきたします。

時代と共に彼らのシンボルも変容していったのかも知れませんが、聖書にはいちいち書かれていないので、特に意味も無いのかも知れません。

問題にしたいヨセフ族のマナセとエフライムについては、ヤコブの遺言によればこうです。


創世記49:22

ヨセフは実を結ぶ若木、泉のほとりの実を結ぶ若木。その枝は、かきねを越えるであろう。射る者は彼を激しく攻め、彼を射、彼をいたく悩ました。しかし彼の弓はなお強く、彼の腕は素早い。これはヤコブの全能者の手により、イスラエルの岩なる牧者の名により、
あなたを助ける父の神により、また上なる天の祝福、下に横たわる淵の祝福、乳ぶさと胎の祝福をもって、あなたを恵まれる全能者による。
あなたの父の祝福は永遠の山の祝福にまさり、永久の丘の賜物にまさる。これらの祝福はヨセフのかしらに帰し、その兄弟たちの君たる者の頭の頂に帰する。

野牛やユニコーンは関係有りません。

由来は申命記かと思われます。


申命記33:17

「彼の牛のういごは威厳があり、その角は野牛の角のよう、これをもって国々の民をことごとく突き倒し、地のはてにまで及ぶ。

このような者はエフライムに幾万とあり、またこのような者はマナセに幾万とある


故に画像資料によると、エフライムのシンボルが牛とユニコーンで表されています。

以下のサイト(全文英語)ではマナセのシンボルがユニコーンであったというのは、「ミドラーシュ」に書かれているとして、いわゆる伝承的内容という印象を受けます。


http://www.britam.org/Proof/Joseph/joUnicorn.html


スコットランドの紋章が2頭のユニコーンを描いている事から、やはりそこに関係性を見出そうとしているようです。

ポーランドのシナゴーグに、ライオンがユニコーンの角にキスをしている絵が有り、ユダ族とヨセフ族の和解を暗示していると主張しています。

海外でもイスラエル支族と、現在の世界情勢の展開を連携しようとする考えはあるようです。

以下のサイトでも同様の事を扱っています。

やはり全文英語ですが…。


http://www.ucgstpaul.org/lit/booklets/throne-britain-its-biblical-origin-and-future/appendix-9-lion-and-unicorn.htm


紹介すればキリが無いですが、獅子とユニコーンに限らず、鷲の紋章を使った軍隊や、双頭の鷲を掲げる名家の話など、イスラエル支族になぞらえた話が海外にもたくさん有る事が分かりました。

機会があれば書きたいです。


結局、イスラエルの支族達は歴史から消えた事になっているので、確実な証拠としての資料は無いように思います。

それぞれの支族の紋章にしても、情報がまちまちで、それぞれの伝承に従っているように見えます。


例えば、今回追加されたイッサカルの太陽と月の紋章は、2番目の画像資料によるものですが、聖書に根拠が提示されています。


歴代誌12:32

イッサカルの子孫からはよく時勢に通じ、イスラエルのなすべきことをわきまえた人々が来た」


ダビデの戦いに参与しようと集まってきたイスラエル士族について書かれている中の一節です。

日本語では分かりにくですが、英語だと雰囲気が伝わります。


「The sons of Issacar were remembered for knowing the times and seasons


故に太陽と月がシンボルとなったとするのですが、少々、拡大解釈気味な気もします。

ヤコブの遺言ともあまり関係が無いように思います。


レビについても同様です。

胸当て?は恐らく祭司が使用したものでしょうか。

燭台についても祭司が使用したものなので分かりますが、紋章として使用されたのかは甚だ疑問です。

ヤコブの遺言にも有りません。

その起源は出エジプト記に有ります。


出エジプト記28:15

「あなたはまたさばきの胸当を巧みなわざをもって作り、これをエポデの作りのように作らなければならない。すなわち金糸、青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で、これを作らなければならない。これは二つに折って四角にし、長さは一指当り、幅も一指当りとしなければならない。またその中に宝石を四列にはめ込まなければならない。すなわち紅玉髄、貴かんらん石、水晶の列を第一列とし、第二列は、ざくろ石、るり、赤縞めのう。第三列は黄水晶、めのう、紫水晶。第四列は黄碧玉、縞めのう、碧玉であって、これらを金の編細工の中にはめ込まなければならない。その宝石はイスラエルの子らの名に従い、その名とひとしく十二とし、おのおの印の彫刻のように十二の部族のためにその名を刻まなければならない。またひも細工にねじた純金の鎖を胸当につけなければならない。また、胸当のために金の環二つを作り、胸当の両端にその二つの環をつけ、かの二筋の金のひもを胸当の端の二つの環につけなければならない。ただし、その二筋のひもの他の両端をかの二つの編細工につけ、エポデの肩ひもにつけて、前にくるようにしなければならない。あなたはまた二つの金の環を作って、これを胸当の両端につけなければならない。すなわちエポデに接する内側の縁にこれをつけなければならない。また二つの金の環を作って、これをエポデの二つの肩ひもの下の部分につけ、前の方で、そのつなぎ目に近く、エポデの帯の上の方にあるようにしなければならない。胸当は青ひもをもって、その環をエポデの環に結びつけ、エポデの帯の上の方にあるようにしなければならない。こうして胸当がエポデから離れないようにしなければならない。アロンが聖所にはいる時は、さばきの胸当にあるイスラエルの子たちの名をその胸に置き、主の前に常に覚えとしなければならない。」

なので、12支族はそれぞれに象徴となる宝石を持っています


ルベン=ルビー

シメオン=トパーズ

レビ=エメラルド

ユダ=ガーネット

イッサカル=ラピス

ゼブルン=ダイアモンド

ダン=オパール、トパーズ

ナフタリ=瑪瑙

ガド=アメシスト

アセル=アクアマリン

ヨセフ=オニキス

ベニヤミン=ジャスパー


方角等もあるのですが、面倒なので今日は省きます。

と言うか時間です。


お読み下さりありがとうございました。


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