フランス・バスク地方の名物菓子「ガトーバスク」
分厚いサブレ生地の中に、ジャムやカスタードクリームなどをたっぷり詰めて焼き上げた素朴な焼き菓子です。
正統派のガトーバスクは、上面にラウブル模様(バスク十字)をつけ、中身にはさくらんぼの村、イツァソー産のブラックチェリージャムが入るのだとか。
しかし、イツァソー村のブラックチェリーは生産量が僅かなため、希少なものになっているようです。
だから、今ではチェリージャムのほか、カスタードクリーム、チョコレートクリームも定番になっています。
本来は、大きなホール状を切り分けるスタイルですが、最近はおひとりさま分のプチサイズを作っているお店も多く、食べ比べが出来るのが嬉しいです。
お菓子屋さんやビストロのデザートメニューには必ずあるので、いろんなお店のものを試しました。
チェリージャム入りのガトーバスクは、店にもよりますが、ジャム自体がしっかり甘いから当然お菓子も甘め。
カスタードクリームと、カスタードベースのチョコレートクリームは、甘さもほどほどで食べやすいものが多かったです。
ガトーバスクは、昔通ったル・コルドンブルーの基礎講座でも習いました。
修了試験の課題にもなって、数えきれないほど作った焼き菓子です。