イタリアの高級ブランド、ブルガリのチョコレート部門「ブルガリ・イル・チョコラート」の制作体験&プレス発表会に参加させて頂きました。
私の長年のお菓子の師匠、エートル・パティス・キュイジーヌの大森由紀子先生にお誘い頂きました。
私は、大森先生が◯十年前にご実家でお菓子教室を始められた頃からの古い生徒なんです。
大森先生は昨年より「エテルネル会員」制度を発足し、私のように現在レッスンを休止中の生徒さんにも情報提供したり、イベントなどに参加出来る仕組みを立ち上げて下さいました。
今回、私はそのエテルネル会員として、この発表会にご一緒させて頂きました。貴重な機会を頂き感謝いたします。
千代田区麹町にあるチョコレート工房では、メートルショコラティエの齋藤加南子さんより、チョコレートの製造工程をご説明いただき、一部体験もさせて頂きました。
制作体験は、代表作であるブルガリのロゴがプリントされたチョコレートの仕上げの一部。
微妙な色合いを出すために、上がけのダークチョコレートに少量のホワイトチョコレートを手早く流してグラデーションを作ってから、ロゴのフィルムを貼ります。
最後の仕上げに、表面を平らにする作業だけを体験させて頂きましたが、大変デリケートな工程で、微妙な力の入れ方でチョコレートがはみ出てしまいます。
ひとつひとつすべて手作業。出来上がったチョコレートはまるで宝石のようです。
チョコレート制作体験のあとは、ブルガリ・イル・チョコラート10周年を記念したスペシャルなチョコレート、今年のクリスマスギフト、2018年度のバレンタインギフトのお披露目と試食会。
まずは、2018年バレンタイン向けの「ルイ・エ・レイ(彼と彼女)」
ひとつめのチョコレートは「ルイ」。
表面のベージュ色は、ホワイトチョコレートに黒糖を練り込んでいるため。
中のガナッシュは、フレッシュなレモンが香る非加熱のローチョコレート。黒糖のコクと甘酸っぱいレモンが絶妙で、個人的に一番気に入ったチョコレートです。
原料の非加熱のクーベルチュールも試食させて頂きました。通常のものと違ってとても固く、溶かしてもざらっとした状態。こんな扱いにくい素材をなめらかな口当りの絶品ガナッシュに仕上げるのには大変なご苦労があったと思います。
2つめは、鮮やかなピンクのロゴが可愛い「エル」。
こちらもガナッシュは非加熱のローチョコレート。ピエモンテ産のヘーゼルナッツと大粒のデーツのペーストが練り込まれています。
原料のヘーゼルナッツやデーツも試食させて頂きました。
本場のナッツやドライフツーツの濃厚なコクと甘みにびっくり!
原料自体がとびきり美味な厳選品なので、完成したチョコレートのおいしさは言うまでもありません。
3つめは、オリーブオイルを使用した「オリーブ」。
シチリア産エキストラ・バージン・オリーブオイルを使った乳製品未使用のガナッシュを、ビターチョコレートでコーティング。
香り高いオリーブオイルと濃厚なチョコレートの味のバランスを取るのに一番苦労したチョコレートだそうです。
口溶けがなめらかで、フレッシュなオリーブオイルの風味もしっかり。油っぽさは全く感じられないとってもおいしいチョコレートでした。
4つめは、「アーモンド」。
シチリア産アーモンドを使用したミルクチョコレートのガナッシュをビターチョコレートでコーティング。
原料のシチリア産アーモンドも試食させて頂きました。
形が不揃いで表面がざらっとしたこのアーモンド、噛みしめると甘みが濃厚でとってもコクがあり、ふだん食べているアーモンドとはまるで別物。
アーモンドの香ばしさが堪能出来る、ナッツ好きにはたまらないチョコレートでした。
次は、ブルガリ・イル・チョコラート10周年を記念した「デーチモ・アニヴェルサリーオ」。
こちらは、10周年を記念して特別に作られたチョコレートで、ブルガリ銀座タワーでのみ購入できます。
ブルガリ初となる円い箱のパッケージで、10周年にちなんで10個入り。販売数は限定50個です。
真ん中に小さな穴が空いた、可愛いプチドーナッツ型のチョコレート。最高級品と言われるシチリア産ブロンテのピスタチオを贅沢に練り込んだペーストを、ビターチョコレートでコーティング。表面には金箔があしらわれています。
中のペーストは甘さ控えめ。まるでピスタチオそのものを食べているような贅沢な味わいのスペシャルなチョコレートでした。
最後は、クリスマス向けの「ナターレ・ボックス2017」。
4個入りと10個入りの2種類あり、どちらもフィレンチェ産の美しいマーブル紙を使用した、クリスマス限定のBOX入りです。
まず、4個入りBOXには2種類のフレーバーのチョコレート。
ひとつは「パネットーネ」。
イタリアのクリスマス菓子、パネットーネのテイストのチョコレートです。
もうひとつは「フランチャコルタ」。
こちらもイタリアのクリスマスに欠かせない最高級のフランチャコルタ(シャンパンと同じ製法で作られたイタリアの発泡酒)がガナッシュに練り込まれています。
10個入りBOXには5種類のフレーバーのチョコレート。
上記2種類のチョコレートに加え、、、
3つめは「ラズベリー&チェリー」。ラズベリーとアマレナチェリーのガナッシュをビターチョコレートでコーティング。
4つめは「バルサミコ&フィグ」。ドライいちじくとビンテージバルサミコ酢のガナッシュをビターチョコレートでコーティング。
5つめは「アーモンド&ブランデー」。アーモンドとフランチャコルタ産ブランデーのガナッシュをミルクチョコレートでコーティング。
お土産には、ボックス入りのチョコレートをいただきました。
大森先生は「チョコレートは新鮮なうちに食べて」とおっしゃっていたけど、宝石級チョコレート、もったいなくてすぐには食べられません....。
もう少し眺めてから大切にいただきます。
スペシャルな「ブルガリ・イル・チョコラート」、今年のクリスマスと来年のバレンタインにはぜひチェックしてくださいね