今回のテーマは、いろんな国のオリーブオイル。

ちなみに、オリーブオイルの世界生産量の第1位はスペイン 45%、2位イタリア 15%、3位ギリシャ 10%、4位シリア 7%、5位トルコ 6%
日本の年間生産量は、トルコの1日の生産量とほぼ同じなのだとか。
レッスンでは、イタリア、スペイン、フランス、オーストラリアの4種のEX.V.オリーブオイルをご用意しました。
まずは、オイルだけでテイスティングし、それぞれのオイルの味わいを確認していただきました。

次に、ゆでた白いんげん豆とローストビーフに、それぞれのオイルをたっぷりかけて、オイルの違いでどれくらい食材の味が変化するかを体験していただきました。
食材とオイルの組み合わせによって、それぞれの持ち味を生かしたり、台無しにしたりもしちゃうんです。
たとえば、シンプルに茹でただけの豆や芋類には、まろやかでフルーティなオイルが合います。素材が持つデリケートな甘みを引き立ててくれるからです。
一方、牛肉などの赤身肉には、パンチの強いオイルが合います。辛くて苦いオイルは、肉の脂っこさや特有の臭みを、さっぱりとした後味に変えてくれるからです。
もし、これが反対の組合わせだったら、、、
豆の甘みはオイルの強い味に消され、濃厚な肉はまろやかなオイルではバランスがとれません。

テイスティングの後はランチ。
皮目をカリッと焼いたさわらのコンフィ、ポテトとブロッコリー、柿と生ハム、無農薬玄米とみそ汁。
和風料理もありますが、どれもEX.V.オリーブオイルと相性抜群です。
これらの料理に、ご自分が合うと思うオイルをお好きなだけかけて召し上がっていただきました。

デザートは、バターの代わりにEX.V.オリーブオイルを加えたガトーショコラ。
ブルーベリーコンポートをたっぷりトッピング。
こんな濃厚なスイーツには、苦味と辛みが強いオイルも意外にマッチ。カカオの苦味とオイルの辛・苦味のバランスが絶妙でした。

おいしいEX.V.オリーブオイルの味わいを知ると、料理とのコラボも楽しくなり、毎日の食卓に上手に活用できます。
次回の講座テーマは、今秋に絞ったばかりのフレッシュなヌーボーオイルです。
皆様のご参加を心よりお待ちしています
