生きとし生けるもの、
一度、生まれたのならば、
例外なく、
病にかかり、
やがて、老い、
ついには、死んで行く。
わたくしの大好きなあのひと、
わたくしの大嫌いなあのひと、
そんなことには一切関係なく、
みな、
分け隔てなく、
平等に、
死んで行く。
数十年の寿命の違いは、
宇宙で流れる時間に照らせば、
ほんの誤差でしかありません。
自らの人生を明るく照らす、
それは、
他人さまの明かりではなくて、
わたくし自身が、
わたくしの明かりになる、
ということ。
ね、
短い生命だからこそ、
心して、
しっかりと輝く。
やがて、
わたくし自身の明かりが、
他人さまの足下までも照らす。
それを、
この世では、
「お役に立つ」
と言っているのです。
感謝、合掌
慈永