担当:あは
1 はじめに
1-1 研究対象
1-1-1 女性向け二次元アイドルゲーム
女性向け二次元アイドルゲームとは
1-2-1 ここでは二次元の男性アイドルキャラクターをメインキャラクターとし、彼らの育成、恋愛、対話等を楽しむゲームと独自に定義する
1-3 メイン研究対象タイトル
a 『アイドリッシュセブン』
b 『うたの☆プリンスさまっ♪』
c 『あんさんぶるスターズ!』
1-4 研究動機
1-4-1 何故女性向けアイドルゲームなのか
a アイドルゲーム戦国時代
b 生き残る作品の秘訣
←消耗しない情報材の購入は一回限りになりがちで、エンターテイメントは新しいものを求められる傾向がある為、商品寿命が極端に短い
1-4-2 現代社会をどのように反映しているのか
a ファンの心理・傾向
b 現代社会の風潮(ポストモダン的な考え方も)
1-4-3 何故上記3タイトルなのか
a 知名度・人気があり、何年も続いている作品
b ストーリー性がある←物語分析をするため
c 各々がリズムゲーム、恋愛ゲーム、育成ゲームとジャンルが異なる
d 様々なメディアで展開している
2 ゲーム市場について
2-1 国内の家庭用ゲーム市場規模
2-1-1 年々少しずつ縮小している
2-1-2 2017年は転じて市場規模が拡大している
a 2017年3月にNintendo Switchが発売し、大ヒット
←ハード:19,670,000台、ソフト:86,930,000本(2018年6月末時点累計販売数量)
2-2 国内のスマートデバイスゲームアプリ市場規模
2-2-1 スマートフォンの爆発的普及により年々増加
a 2018年上半期の消費支出は700,000,000,000円以上
2-2-2 2010年代の日本らしいゲームの特徴:コミュニケーション消費が相対的に高まった=「コミュニケーションへの欲望」
a ソーシャルゲーム(=スマホやSNSのコミュニティサイトのユーザー同士で対戦または協力して遊ばれるもの)へ
←合計消費支出トップ20に表れた
2-2-3 ここ数年勢力を伸ばしているのが中国のデベロッパー
2-3 ゲームユーザーに関するデータ(2018年5月時点、いずれもゲームエイジ総研調べ)
2-3-1 男女共に10代前半はゲーム専用機を使っているが,年齢が上がるに従いゲーム専用機,汎用機を問わずプレイ率そのものが落ちていく傾向がある
←仕事が忙しく、ログイン頻度が低下した等の理由が考えられる
2-3-2 国内10~59歳のゲームユーザー:約34,230,000人
2-3-3 ゲーム専用機(据え置き機・携帯機)の※アクティブゲームユーザー:約10,280,000人
※各デバイスで「2018年5月にゲームをした」ユーザー
2-3-4 汎用機(スマートフォン・タブレット・PC)のアクティブゲームユーザー:約29,580,000人
→ほぼ1:3の比率
2-3-5 ユーザー前年比較(ゲーム専用機2017/6と2018/5)
a 10代男性:890,000人増
b 上記以外男性:560,000人減
c 全年齢女性:1,570,000人減
2-3-6 ユーザー前年比較(汎用機2017/6と2018/5)
a 10~34歳男性:1,490,000人増
b 上記以外男性:1,410,000人減
c 全年齢女性:1,740,000人減
3 アイドル市場について
3-1 近年のアイドル市場規模(矢野経済研究所、「オタク」市場に関する調査(2017)より)
3-1-1 2016年: 187,000,000,000円(前年度比20.6%増)
3-1-2 2017年: 210,000,000,000円(前年度比12.3%増)(予測)
3-1-3「オタク」市場の分野別(調査対象15分野)の年間消費金額のトップは4年連続アイドル市場
a 「ジャニーズ」「AKB48」グループのファン層が市場を支えるとともに、そのほか複数のアイドルグループの台頭によって市場は拡大傾向
b この傾向は三次元のアイドルだけでなく、二次元の場合も同様に考えられる
←近年の二次元アイドルコンテンツ数の爆発的増加
←2016年には、二次元アイドル・バンドに特化した雑誌『DENGEKI Girl’s Style MY★STAR』が創刊
4 『アイドリッシュセブン』とは
4-1 プレイヤー(小鳥遊紡)の父が経営する芸能事務所で7人のアイドルの卵の新人マネージャーとして働き、トップアイドルを目指して彼らと共に奮闘するストーリー
4-2 登場キャラクターの全体的な特徴
4-2-1 アイドルは名前に数字が使われている(※ŹOOĻは干支)
4-2-2 それぞれに音楽記号が割り振られている
4-2-3 キャラクターそれぞれにイメージカラーがある
←公式プロフィールには担当カラーの明記はないが、キャラクターの衣装やプロフィールの紹介など多くの場面で同じ色が使われているため
4-2-4 全てが完璧ではなく、どこか残念なポイントを持つ
a 親しみやすさ、共感
b ギャップ萌えの要素
4-2-5 各声優が持っているイメージも利用している
a 他作品でもアイドル役を演じている人が多い
b 声優自身の性格
4-3 「IDOLiSH7」
和泉 一織(cv増田俊樹):クールで天才肌の高校生
二階堂 大和(cv白井悠介):飄々とした、自称お兄さん
和泉 三月(cv代永翼):一織の兄で面倒見が良い
四葉 環(cv KENN):マイペース、ダンスが得意
逢坂 壮五(cv阿部敦):真面目な優等生タイプ
六弥 ナギ(cv江口拓也):北欧系ハーフでナルシスト
七瀬 陸(cv小野賢章):一生懸命、人を惹きつける魅力
4-3-1 小鳥遊事務所関係者
小鳥遊 紡(cv佐藤聡美←アニメのみ)(プレイヤー(名前変更可)):一生懸命で頑張り屋な新人マネージャー
小鳥遊 音晴(cv千葉進歩):紡の父で、事務所の社長
大神 万理(cv興津和幸):事務員、元「Reːvale」メンバー
きなこ(cv佐藤聡美):事務所で飼っているウサギ
4-3-2 「IDOLiSH7」の特徴
a 音晴が7人をスカウト→オーディションで紡が全員を合格させたことにより結成
b アイドルを目指した理由はバラバラ
←それぞれが暗い過去や問題を抱えており、ストーリーを進めるにつれ皆で向き合うように
c グループ名はメンバーで相談して決定
d リーダーは二階堂大和
e 元気さ・一生懸命さ・ワチャワチャ感・フレッシュさを前面に売り出す
←平均年齢が若い
←センターが七瀬陸
←若手の人気声優を多数起用
f パフォーマンス、メンバー同士の信頼は不完全なままデビュー
←アイドルとしての成長過程を応援して楽しむ
←日本的なアイドル育成方法
g 内部に四葉 環と逢坂 壮五からなる「MEZZO″」というユニットが存在←この二人だけ先にデビュー
h 和泉一織&七瀬陸/ 四葉環&逢坂壮五/ 二階堂大和&和泉三月&六弥ナギの組み合わせで絡むことが多い
i 種村(キャラデザイン原案)は「開放」をIDOLiSH7のメンバーのデビュー衣装の共通テーマに設定し、デザイン
j クールな性格ほど衣装の露出度が低い
k プレイヤー(小鳥遊紡)は年齢・性格・容姿もしっかり設定されており、セリフもあるため、想像の余地は少なめ
l プレイヤーの容姿がメルヘンチック←少女漫画家である種村の好みを反映
4-4 「TRIGGER」
八乙女 楽(cv羽多野渉):曲がったことが嫌いな熱い男
九条 天(cv斉藤壮馬):陸の双子の兄で、完璧主義
十 龍之介(cv佐藤拓也):セクシー路線、ダンスが魅力
4-4-1 八乙女事務所関係者
八乙女 宗助(cv小西克幸):楽の父、傲慢な事務所社長
姉鷺 カオル(cv川原慶久):「TRIGGER」のマネージャー、性別不祥
4-4-2 「TRIGGER」の特徴
a 「ブラックオアホワイト」(作中にある、アーティストにとって名誉な大会)アイドル部門前年度優勝者
b いつでも完璧なパフォーマンスとファンサービス
c センターは九条天
d クールさ・セクシーさ・高級感を強調した路線
←あくまでアイドルの時だけで普段の性格は違う
e 事務所の力が強い(業界内や所属メンバーに対して)
→事務所の方針に反発することも
f 衣装のデザインは黒を基調とした威圧感を与えるもの
←「TRIGGER」は「IDOLiSH7」のライバルという立ち位置を反映させるため
←「漫画を制作する中で、ライバルがかっこいいと作品としての魅力が増すと思っている」ことと、「7人に対し3人で対抗しなくてはならない」ため(種村へのコミックナタリーでのインタビューより)
4-5 「Reːvale」
百(本名:春原百瀬)(cv保志総一朗):ひょうきん、後輩の面倒見が良い
千(本名:折笠千斗)(cv立花慎之介):クールで、マイペース
4-5-1 岡崎事務所関係者
岡崎 凛人(cv古川慎):「Re:vale」のマネージャー
4-5-2 「Re:vale」の特徴
a 現時点でアイドル界のトップを走っている
←「ブラックオアホワイト」総合優勝者
b 当初は大神万理と千でRe:valeを結成していた
←百は当時の二人のファンだったが、万理が事故に遭い新Re:valeを結成
c 安定感がある←アプリのストーリー第2章の時点で百と結成5年が経過
d パフォーマンスだけではなくバラエティー番組でのトークも完璧
e 後輩の面倒見が良く、業界からの人望も厚い
f お互いを溺愛し、アイドルらしからぬ夫婦漫才が日常的に行われている
g 偶に口論←好み・考え方は正反対
h 声優二人はベテラン
4-6 「ŹOOĻ」(現在アプリのみ登場)
亥清 悠(cv広瀬裕也):一織、環と同じ高校、ひねくれ者
狗丸 トウマ(cv木村昴):悪人でいようとするが良い人
棗 巳波(cv西山宏太朗):子役歴が長い、皮肉を言う
御堂 虎於(cv近藤隆):お坊ちゃま、常に女性を侍らす
4-6-1 ツクモプロダクション関係者
月雲 了(cv高橋広樹):事務所社長、かなりの危険人物
4-6-2 「ŹOOĻ」の特徴
a アイドルやそのファン、世間に対して反逆精神がある
←月雲了が特にその傾向が強い
b 自分にも他人にも嫌悪感を抱く
←それぞれ過去の体験から悩みを抱える
c 悠とトウマがボーカルで、巳波と虎於がパフォーマー
d メンバーの仲はあまり良くなく、単独行動が多い
e 声優はベテランと若手両方起用
4-7 これまでの主な歩み
4-7-1 2015年
a 8月:ゲームリリース、ストーリー第1部配信スタート
b 12月:コミカライズとノベライズの1冊目同時刊行
4-7-2 2016年
a 3月:ストーリー第2部配信スタート
b 8月:1周年記念「キミと愛ドリッシュないと!」放送
c :IDOLiSH7 1stアルバム「i7」リリース
4-7-3 2017年
a 4月:ストーリー第3部配信スタート
b 5月:第3部配信記念「TRIGGERのSECRET Night!」放送
c 6月:アイドリッシュセブン ファン感謝祭Vol.1開催
d 8月:「アイドリッシュセブン展」開催
e 9月:TRIGGER 1stアルバム「REGALITY」リリース
4-7-4 2018年
a 1月:TVアニメ「アイドリッシュセブン」放送スタート
b :CG STAR LIVE「IDOLiSH7 PRISM NIGHT」開催
c 2月:PS Vita「アイドリッシュセブンTwelve Fantasia!」リリース
d :スピンオフシリーズ第1弾「TRIGGER-before The Radiant Glory-」がYouTubeにて配信
e 5月:繫体字版アプリ「IDOLiSH7-偶像星願-」台湾・香港・マカオで配信スタート
f 7月:1st LIVE「Road To Infinity」開催
g :TVアニメ2期制作決定
h 8月:「3周年記念!『NEXT Re:vale』生放送!!」放送
i 9月:アイドリッシュセブンCollection Album vol.1リリース
j 12月:「Re:vale」1stアルバムリリース予定
5 ゲームアプリ『アイドリッシュセブン』
5-1 基本情報
5-1-1 ジャンル:音楽・アドベンチャー
5-1-2 対応機種:iOS, Android
5-1-3 開発元:ギークス
5-1-4 発売元:バンダイナムコオンライン
5-1-5 発売日:2015年8月20日
5-1-6 価格:無料(一部アイテム課金あり)
5-1-7 キャラクターデザイン:種村有菜(原案)、深川可純
5-1-8 シナリオ:都志見文太
5-1-9 ダウンロード数:2,500,000以上(電撃ガルスタオンライン2018/7/8時点)
5-1-10 評価:4.6(Google Play 2018/9/14時点)
5-1-11 ユーザー数・男女比(App Ape Lab.調べ、2016)
a 女性:88.9%、男性:11.1%
b 年代:20代と30代の合計が約79%を占める
5-2 特徴
5-2-1 ホーム画面に設定したキャラをタップするとボイス再生
a プレイする時間帯によって異なるボイス
←キャラと同じ時間を過ごしている感覚に
5-2-2 リズムゲームがメイン
a メンバーを強化し、各キャラのスキルを活かして良いスコアを狙う
b ミスが続く、またはスコアが低くても曲の最後までプレイ可能
c 背景はムービー演出選択可
d リズムゲームのプレイでライフを消費(3分で1回復)
e リズムゲームを有利に進める、またはメンバーの強化に必要なアイテムの販売はない
←ゲーム内専用のコインと交換、またはイベント等で入手
f イベントは月に2回程度、1つのイベント開催期間は約1週間~10日
5-2-3 ストーリーはフルボイス(一部イベントストーリー等は除く)でかなり作りこまれた内容
←ストーリーに惹かれたファンも多い
5-2-4 恋愛要素はない(一部キャラは異性として好意を寄せているが、話の主題ではない)
5-2-5 広告表示なし
5-2-6 課金方法:「ステラストーン」の購入(3個120円~220個5,400円)
a 「ステラストーン」:ガシャを回す(オーディション)、ライフの回復、アイドル(カード)所持上限を増やすことが可能
b ログインボーナス、通常またはイベントのリズムゲームでのミッション達成時、運営からの配布等の方法で無課金でも入手可能
5-2-7 ガシャ確率
a SSR:5%, SR:15%, R:80%(通常時、ステラストーン)
5-2-8 カードゲームのようなコレクション要素あり
5-2-9 ミニキャラによるライブステージあり
a ステージセットやキャラの衣装を自分好みにカスタマイズ可能
5-2-10 キャラとの信頼度を上げると「ラビチャ」(≒LINE)で会話風のストーリーが読める
6 『アイドリッシュセブン Twelve Fantasia!』
6-1 基本情報
6-1-1 ジャンル:育成シミュレーションアドベンチャー
6-1-2 対応機種:PlayStationⓇVita
6-1-3 発売元:バンダイナムコエンターテインメント
6-1-4 発売日:2018年2月15日
6-1-5 価格:初回限定版9,980円+税、パッケージ版・ダウンロード版6,800円+税
6-1-6 CERO:A(全年齢対象)
6-1-7 追加ダウンロードコンテンツ(早期購入特典がなければ税込み1,000円で配信)
6-2 ゲームの流れ
6-2-1 「IDOLiSH7」「TRIGGER」「Re:vale」の3グループで全国を回る「Twelve Fantasia Tour」でファンを集め、3つのドーム公演と最終日に「ゼロアリーナ」公演に挑戦
6-2-2 ゲームは「ストーリー」「マネージメント」「ライブ」パートで構成
6-2-3 「ストーリー」と「マネージメント」を1日単位で繰り返し、ライブ当日は「ライブミニゲーム」をプレイ
6-3 特徴
6-3-1 ストーリーはフルボイス
6-3-2 アプリ「アイドリッシュセブン」の2部と3部をつなぐ、完全書き下ろしシナリオもあり
← 全国ツアーの過程で発生するメンバー間の葛藤や絆を深める出来事等
6-3-3 ライブ後の打ち上げイベントでは巡ったライブ地のご当地ストーリーがある
a 地域密着度強め
←実体として存在しているような感覚を与える
6-3-4 3グループのスケジュールをマネージメントできる
a ダンス・ボーカル・パフォーマンスのレッスンや外仕事等
b ライバルグループに推しキャラがいる人は嬉しい
6-3-5 プレイヤーの育成次第で「ゼロアリーナ」公演の大トリを務めるグループが変化(=エンディングが分岐)←アプリではなかったパターン
a 最も「FOLLOW」(ファン)が多いグループが「ゼロアリーナ」公演の大トリを飾る
6-3-6 ライブに登場するのはちびキャラ
a メンバーと演奏曲は選べる(曲は7曲のみと少ない)
b 操作は〇、△、×ボタンを押すだけ
c あくまでミニゲーム感覚
6-3-7 キャラが他メンバーやファンに向けて「ラビッター」(≒Twitter)で近況を報告
6-3-8 キャラバッジをコレクションできる
6-4 アプリ版とTwelve Fantasia!版を比較すると
6-4-1 アプリではプレイヤーが小鳥遊紡のマネージャー業を見守る感じが強かったが、Twelve Fantasia!版では自分がアイドルを直接育てている感じが強い
6-4-2 ストーリーはどちらも力を入れている
6-4-3 キャラが身近に存在するように感じる工夫がある
6-4-4 2作品がお互いに補完関係にある
1 はじめに
1-1 研究対象
1-1-1 女性向け二次元アイドルゲーム
女性向け二次元アイドルゲームとは
1-2-1 ここでは二次元の男性アイドルキャラクターをメインキャラクターとし、彼らの育成、恋愛、対話等を楽しむゲームと独自に定義する
1-3 メイン研究対象タイトル
a 『アイドリッシュセブン』
b 『うたの☆プリンスさまっ♪』
c 『あんさんぶるスターズ!』
1-4 研究動機
1-4-1 何故女性向けアイドルゲームなのか
a アイドルゲーム戦国時代
b 生き残る作品の秘訣
←消耗しない情報材の購入は一回限りになりがちで、エンターテイメントは新しいものを求められる傾向がある為、商品寿命が極端に短い
1-4-2 現代社会をどのように反映しているのか
a ファンの心理・傾向
b 現代社会の風潮(ポストモダン的な考え方も)
1-4-3 何故上記3タイトルなのか
a 知名度・人気があり、何年も続いている作品
b ストーリー性がある←物語分析をするため
c 各々がリズムゲーム、恋愛ゲーム、育成ゲームとジャンルが異なる
d 様々なメディアで展開している
2 ゲーム市場について
2-1 国内の家庭用ゲーム市場規模
2-1-1 年々少しずつ縮小している
2-1-2 2017年は転じて市場規模が拡大している
a 2017年3月にNintendo Switchが発売し、大ヒット
←ハード:19,670,000台、ソフト:86,930,000本(2018年6月末時点累計販売数量)
2-2 国内のスマートデバイスゲームアプリ市場規模
2-2-1 スマートフォンの爆発的普及により年々増加
a 2018年上半期の消費支出は700,000,000,000円以上
2-2-2 2010年代の日本らしいゲームの特徴:コミュニケーション消費が相対的に高まった=「コミュニケーションへの欲望」
a ソーシャルゲーム(=スマホやSNSのコミュニティサイトのユーザー同士で対戦または協力して遊ばれるもの)へ
←合計消費支出トップ20に表れた
2-2-3 ここ数年勢力を伸ばしているのが中国のデベロッパー
2-3 ゲームユーザーに関するデータ(2018年5月時点、いずれもゲームエイジ総研調べ)
2-3-1 男女共に10代前半はゲーム専用機を使っているが,年齢が上がるに従いゲーム専用機,汎用機を問わずプレイ率そのものが落ちていく傾向がある
←仕事が忙しく、ログイン頻度が低下した等の理由が考えられる
2-3-2 国内10~59歳のゲームユーザー:約34,230,000人
2-3-3 ゲーム専用機(据え置き機・携帯機)の※アクティブゲームユーザー:約10,280,000人
※各デバイスで「2018年5月にゲームをした」ユーザー
2-3-4 汎用機(スマートフォン・タブレット・PC)のアクティブゲームユーザー:約29,580,000人
→ほぼ1:3の比率
2-3-5 ユーザー前年比較(ゲーム専用機2017/6と2018/5)
a 10代男性:890,000人増
b 上記以外男性:560,000人減
c 全年齢女性:1,570,000人減
2-3-6 ユーザー前年比較(汎用機2017/6と2018/5)
a 10~34歳男性:1,490,000人増
b 上記以外男性:1,410,000人減
c 全年齢女性:1,740,000人減
3 アイドル市場について
3-1 近年のアイドル市場規模(矢野経済研究所、「オタク」市場に関する調査(2017)より)
3-1-1 2016年: 187,000,000,000円(前年度比20.6%増)
3-1-2 2017年: 210,000,000,000円(前年度比12.3%増)(予測)
3-1-3「オタク」市場の分野別(調査対象15分野)の年間消費金額のトップは4年連続アイドル市場
a 「ジャニーズ」「AKB48」グループのファン層が市場を支えるとともに、そのほか複数のアイドルグループの台頭によって市場は拡大傾向
b この傾向は三次元のアイドルだけでなく、二次元の場合も同様に考えられる
←近年の二次元アイドルコンテンツ数の爆発的増加
←2016年には、二次元アイドル・バンドに特化した雑誌『DENGEKI Girl’s Style MY★STAR』が創刊
4 『アイドリッシュセブン』とは
4-1 プレイヤー(小鳥遊紡)の父が経営する芸能事務所で7人のアイドルの卵の新人マネージャーとして働き、トップアイドルを目指して彼らと共に奮闘するストーリー
4-2 登場キャラクターの全体的な特徴
4-2-1 アイドルは名前に数字が使われている(※ŹOOĻは干支)
4-2-2 それぞれに音楽記号が割り振られている
4-2-3 キャラクターそれぞれにイメージカラーがある
←公式プロフィールには担当カラーの明記はないが、キャラクターの衣装やプロフィールの紹介など多くの場面で同じ色が使われているため
4-2-4 全てが完璧ではなく、どこか残念なポイントを持つ
a 親しみやすさ、共感
b ギャップ萌えの要素
4-2-5 各声優が持っているイメージも利用している
a 他作品でもアイドル役を演じている人が多い
b 声優自身の性格
4-3 「IDOLiSH7」
和泉 一織(cv増田俊樹):クールで天才肌の高校生
二階堂 大和(cv白井悠介):飄々とした、自称お兄さん
和泉 三月(cv代永翼):一織の兄で面倒見が良い
四葉 環(cv KENN):マイペース、ダンスが得意
逢坂 壮五(cv阿部敦):真面目な優等生タイプ
六弥 ナギ(cv江口拓也):北欧系ハーフでナルシスト
七瀬 陸(cv小野賢章):一生懸命、人を惹きつける魅力
4-3-1 小鳥遊事務所関係者
小鳥遊 紡(cv佐藤聡美←アニメのみ)(プレイヤー(名前変更可)):一生懸命で頑張り屋な新人マネージャー
小鳥遊 音晴(cv千葉進歩):紡の父で、事務所の社長
大神 万理(cv興津和幸):事務員、元「Reːvale」メンバー
きなこ(cv佐藤聡美):事務所で飼っているウサギ
4-3-2 「IDOLiSH7」の特徴
a 音晴が7人をスカウト→オーディションで紡が全員を合格させたことにより結成
b アイドルを目指した理由はバラバラ
←それぞれが暗い過去や問題を抱えており、ストーリーを進めるにつれ皆で向き合うように
c グループ名はメンバーで相談して決定
d リーダーは二階堂大和
e 元気さ・一生懸命さ・ワチャワチャ感・フレッシュさを前面に売り出す
←平均年齢が若い
←センターが七瀬陸
←若手の人気声優を多数起用
f パフォーマンス、メンバー同士の信頼は不完全なままデビュー
←アイドルとしての成長過程を応援して楽しむ
←日本的なアイドル育成方法
g 内部に四葉 環と逢坂 壮五からなる「MEZZO″」というユニットが存在←この二人だけ先にデビュー
h 和泉一織&七瀬陸/ 四葉環&逢坂壮五/ 二階堂大和&和泉三月&六弥ナギの組み合わせで絡むことが多い
i 種村(キャラデザイン原案)は「開放」をIDOLiSH7のメンバーのデビュー衣装の共通テーマに設定し、デザイン
j クールな性格ほど衣装の露出度が低い
k プレイヤー(小鳥遊紡)は年齢・性格・容姿もしっかり設定されており、セリフもあるため、想像の余地は少なめ
l プレイヤーの容姿がメルヘンチック←少女漫画家である種村の好みを反映
4-4 「TRIGGER」
八乙女 楽(cv羽多野渉):曲がったことが嫌いな熱い男
九条 天(cv斉藤壮馬):陸の双子の兄で、完璧主義
十 龍之介(cv佐藤拓也):セクシー路線、ダンスが魅力
4-4-1 八乙女事務所関係者
八乙女 宗助(cv小西克幸):楽の父、傲慢な事務所社長
姉鷺 カオル(cv川原慶久):「TRIGGER」のマネージャー、性別不祥
4-4-2 「TRIGGER」の特徴
a 「ブラックオアホワイト」(作中にある、アーティストにとって名誉な大会)アイドル部門前年度優勝者
b いつでも完璧なパフォーマンスとファンサービス
c センターは九条天
d クールさ・セクシーさ・高級感を強調した路線
←あくまでアイドルの時だけで普段の性格は違う
e 事務所の力が強い(業界内や所属メンバーに対して)
→事務所の方針に反発することも
f 衣装のデザインは黒を基調とした威圧感を与えるもの
←「TRIGGER」は「IDOLiSH7」のライバルという立ち位置を反映させるため
←「漫画を制作する中で、ライバルがかっこいいと作品としての魅力が増すと思っている」ことと、「7人に対し3人で対抗しなくてはならない」ため(種村へのコミックナタリーでのインタビューより)
4-5 「Reːvale」
百(本名:春原百瀬)(cv保志総一朗):ひょうきん、後輩の面倒見が良い
千(本名:折笠千斗)(cv立花慎之介):クールで、マイペース
4-5-1 岡崎事務所関係者
岡崎 凛人(cv古川慎):「Re:vale」のマネージャー
4-5-2 「Re:vale」の特徴
a 現時点でアイドル界のトップを走っている
←「ブラックオアホワイト」総合優勝者
b 当初は大神万理と千でRe:valeを結成していた
←百は当時の二人のファンだったが、万理が事故に遭い新Re:valeを結成
c 安定感がある←アプリのストーリー第2章の時点で百と結成5年が経過
d パフォーマンスだけではなくバラエティー番組でのトークも完璧
e 後輩の面倒見が良く、業界からの人望も厚い
f お互いを溺愛し、アイドルらしからぬ夫婦漫才が日常的に行われている
g 偶に口論←好み・考え方は正反対
h 声優二人はベテラン
4-6 「ŹOOĻ」(現在アプリのみ登場)
亥清 悠(cv広瀬裕也):一織、環と同じ高校、ひねくれ者
狗丸 トウマ(cv木村昴):悪人でいようとするが良い人
棗 巳波(cv西山宏太朗):子役歴が長い、皮肉を言う
御堂 虎於(cv近藤隆):お坊ちゃま、常に女性を侍らす
4-6-1 ツクモプロダクション関係者
月雲 了(cv高橋広樹):事務所社長、かなりの危険人物
4-6-2 「ŹOOĻ」の特徴
a アイドルやそのファン、世間に対して反逆精神がある
←月雲了が特にその傾向が強い
b 自分にも他人にも嫌悪感を抱く
←それぞれ過去の体験から悩みを抱える
c 悠とトウマがボーカルで、巳波と虎於がパフォーマー
d メンバーの仲はあまり良くなく、単独行動が多い
e 声優はベテランと若手両方起用
4-7 これまでの主な歩み
4-7-1 2015年
a 8月:ゲームリリース、ストーリー第1部配信スタート
b 12月:コミカライズとノベライズの1冊目同時刊行
4-7-2 2016年
a 3月:ストーリー第2部配信スタート
b 8月:1周年記念「キミと愛ドリッシュないと!」放送
c :IDOLiSH7 1stアルバム「i7」リリース
4-7-3 2017年
a 4月:ストーリー第3部配信スタート
b 5月:第3部配信記念「TRIGGERのSECRET Night!」放送
c 6月:アイドリッシュセブン ファン感謝祭Vol.1開催
d 8月:「アイドリッシュセブン展」開催
e 9月:TRIGGER 1stアルバム「REGALITY」リリース
4-7-4 2018年
a 1月:TVアニメ「アイドリッシュセブン」放送スタート
b :CG STAR LIVE「IDOLiSH7 PRISM NIGHT」開催
c 2月:PS Vita「アイドリッシュセブンTwelve Fantasia!」リリース
d :スピンオフシリーズ第1弾「TRIGGER-before The Radiant Glory-」がYouTubeにて配信
e 5月:繫体字版アプリ「IDOLiSH7-偶像星願-」台湾・香港・マカオで配信スタート
f 7月:1st LIVE「Road To Infinity」開催
g :TVアニメ2期制作決定
h 8月:「3周年記念!『NEXT Re:vale』生放送!!」放送
i 9月:アイドリッシュセブンCollection Album vol.1リリース
j 12月:「Re:vale」1stアルバムリリース予定
5 ゲームアプリ『アイドリッシュセブン』
5-1 基本情報
5-1-1 ジャンル:音楽・アドベンチャー
5-1-2 対応機種:iOS, Android
5-1-3 開発元:ギークス
5-1-4 発売元:バンダイナムコオンライン
5-1-5 発売日:2015年8月20日
5-1-6 価格:無料(一部アイテム課金あり)
5-1-7 キャラクターデザイン:種村有菜(原案)、深川可純
5-1-8 シナリオ:都志見文太
5-1-9 ダウンロード数:2,500,000以上(電撃ガルスタオンライン2018/7/8時点)
5-1-10 評価:4.6(Google Play 2018/9/14時点)
5-1-11 ユーザー数・男女比(App Ape Lab.調べ、2016)
a 女性:88.9%、男性:11.1%
b 年代:20代と30代の合計が約79%を占める
5-2 特徴
5-2-1 ホーム画面に設定したキャラをタップするとボイス再生
a プレイする時間帯によって異なるボイス
←キャラと同じ時間を過ごしている感覚に
5-2-2 リズムゲームがメイン
a メンバーを強化し、各キャラのスキルを活かして良いスコアを狙う
b ミスが続く、またはスコアが低くても曲の最後までプレイ可能
c 背景はムービー演出選択可
d リズムゲームのプレイでライフを消費(3分で1回復)
e リズムゲームを有利に進める、またはメンバーの強化に必要なアイテムの販売はない
←ゲーム内専用のコインと交換、またはイベント等で入手
f イベントは月に2回程度、1つのイベント開催期間は約1週間~10日
5-2-3 ストーリーはフルボイス(一部イベントストーリー等は除く)でかなり作りこまれた内容
←ストーリーに惹かれたファンも多い
5-2-4 恋愛要素はない(一部キャラは異性として好意を寄せているが、話の主題ではない)
5-2-5 広告表示なし
5-2-6 課金方法:「ステラストーン」の購入(3個120円~220個5,400円)
a 「ステラストーン」:ガシャを回す(オーディション)、ライフの回復、アイドル(カード)所持上限を増やすことが可能
b ログインボーナス、通常またはイベントのリズムゲームでのミッション達成時、運営からの配布等の方法で無課金でも入手可能
5-2-7 ガシャ確率
a SSR:5%, SR:15%, R:80%(通常時、ステラストーン)
5-2-8 カードゲームのようなコレクション要素あり
5-2-9 ミニキャラによるライブステージあり
a ステージセットやキャラの衣装を自分好みにカスタマイズ可能
5-2-10 キャラとの信頼度を上げると「ラビチャ」(≒LINE)で会話風のストーリーが読める
6 『アイドリッシュセブン Twelve Fantasia!』
6-1 基本情報
6-1-1 ジャンル:育成シミュレーションアドベンチャー
6-1-2 対応機種:PlayStationⓇVita
6-1-3 発売元:バンダイナムコエンターテインメント
6-1-4 発売日:2018年2月15日
6-1-5 価格:初回限定版9,980円+税、パッケージ版・ダウンロード版6,800円+税
6-1-6 CERO:A(全年齢対象)
6-1-7 追加ダウンロードコンテンツ(早期購入特典がなければ税込み1,000円で配信)
6-2 ゲームの流れ
6-2-1 「IDOLiSH7」「TRIGGER」「Re:vale」の3グループで全国を回る「Twelve Fantasia Tour」でファンを集め、3つのドーム公演と最終日に「ゼロアリーナ」公演に挑戦
6-2-2 ゲームは「ストーリー」「マネージメント」「ライブ」パートで構成
6-2-3 「ストーリー」と「マネージメント」を1日単位で繰り返し、ライブ当日は「ライブミニゲーム」をプレイ
6-3 特徴
6-3-1 ストーリーはフルボイス
6-3-2 アプリ「アイドリッシュセブン」の2部と3部をつなぐ、完全書き下ろしシナリオもあり
← 全国ツアーの過程で発生するメンバー間の葛藤や絆を深める出来事等
6-3-3 ライブ後の打ち上げイベントでは巡ったライブ地のご当地ストーリーがある
a 地域密着度強め
←実体として存在しているような感覚を与える
6-3-4 3グループのスケジュールをマネージメントできる
a ダンス・ボーカル・パフォーマンスのレッスンや外仕事等
b ライバルグループに推しキャラがいる人は嬉しい
6-3-5 プレイヤーの育成次第で「ゼロアリーナ」公演の大トリを務めるグループが変化(=エンディングが分岐)←アプリではなかったパターン
a 最も「FOLLOW」(ファン)が多いグループが「ゼロアリーナ」公演の大トリを飾る
6-3-6 ライブに登場するのはちびキャラ
a メンバーと演奏曲は選べる(曲は7曲のみと少ない)
b 操作は〇、△、×ボタンを押すだけ
c あくまでミニゲーム感覚
6-3-7 キャラが他メンバーやファンに向けて「ラビッター」(≒Twitter)で近況を報告
6-3-8 キャラバッジをコレクションできる
6-4 アプリ版とTwelve Fantasia!版を比較すると
6-4-1 アプリではプレイヤーが小鳥遊紡のマネージャー業を見守る感じが強かったが、Twelve Fantasia!版では自分がアイドルを直接育てている感じが強い
6-4-2 ストーリーはどちらも力を入れている
6-4-3 キャラが身近に存在するように感じる工夫がある
6-4-4 2作品がお互いに補完関係にある