家事塾主宰の辰巳渚さんについて調べたら、
ちょうど浅草神社で
『ぬいものと暮らしについて』の話をされることがわかり、迷わず申し込みしました。
2016年9月15日開催でしたので、
小指のリハビリも終わり、縫い物も出来るようになっていました。

浅草神社は、浅草寺の敷地内のように真横にあり不思議な感じでした。
まずは玉串を奉納して、正式に参拝。

初めて会った辰巳さんは、
麻のしゃっきりした着物を着てらして、
すらりと背が高く素敵な方でした。
隣で一緒に参拝しましたから、とても緊張したのを覚えています。

かつての日本人は手仕事とともに生活を営んでいた。
いつも女性は縫い物を手にしていた。
浴衣や着物など家族の着るものは女性が縫っていて、それがたしなみだった。
海軍の軍人さんは航海に出たら自分で縫い物をしなくてはならなかったから、小さな裁縫道具のセットを持っていた。

などなど話してくださいました。

そして、まずは革で指ぬき作りから。


いつも金物の指ぬきを使うので新鮮でした。

これを指にはめて、運針。
さらし布に赤い糸でチクチク縫う練習です。

辰巳さんは縫い物があまり得意ではないけど、
布巾など縫えるようになりたいわ〜なんて
おっしゃってました。

いま考えてみると、
辰巳渚さんに会えたことと、
イベントの内容が縫い物だったことが、
私の中ではとても大切なつながりです。
私が大好きな縫い物を通して、
出会うべくして出会った。


この指ぬきは私の宝物です。