こんにちは。宇野きおです。
2018年の幕開け。
毎年お正月に登場する色、「紅白」。
文言としても、
「紅白歌合戦」、「紅白まんじゅう」、
「紅白かまぼこ」、「紅白垂れ幕」など、
当たり前のように
お正月の必須テーマカラーになっています。
さて、なぜ紅白なのでしょうか。
調べてみると、
諸説あるようです。
■縁起物の理由その1
赤色が赤ちゃんで出生の色。
白色が死に装束で旅立ちの死を表す。
紅白で人生を表す縁起物。
■縁起物の理由その2
おめでたい事があると赤飯を炊き、
餅を振る舞う習慣から、
晴れの日には赤飯と白餅が
日本の伝統で引き継がれている。
そこから「紅白はおめでたい」という
概念が浸透している。
■縁起物の理由その3
室町時代の貿易にて、
中国が日本向けの品に
紅白の紐をかけていたとのこと。
そのため、
「献上品には紅白の紐」という誤解から
紅白の水引ルーツになった。
■縁起物の理由その4
源平合戦にて、
源氏が白い旗、
平家が赤い旗を掲げて戦っていた。
同等の強さを持つ両家を縁起物とたとえ、
紅白という2色が定着した。
その1からその4を読むと、
どうしてもこじつけ感は否めません。
せっかく無理にこじつけるのであれば、
お節料理でのこじつけが一番しっくりきます。
■縁起物の理由その5
お節にいれるかまぼこ。
日の出を象徴するものとして、
元旦にはなくてはならない品。
紅はめでたさと喜び。
白は神聖。
という意味が込められている。
私は毎年お節を手作りします。
かまぼこの意味を知ったときから、
必ず紅白セットで購入しています。
白だけ売り切れていたときは
必死で探し回ります。
お節に込める想いは、
家族の健康、出世、安定、幸せを願い、
さまざまなお料理を詰めます。
詰めるお料理一つ一つには
ちょっとしたダジャレもあり、
伝統を大切にした日本人の厳かな心の中に、
風流を感じるものでもあります。
例えば、昆布巻。
よろ昆布→喜ぶ。一家発展の縁起物です。
本当にダジャレです。
お節を語ることも大変楽しいのですが、
RAYS色彩心理診断士として
紅白をまとめます。
紅白はどちらの色も同等に意思が強く、
白色は伝統を重んじ継承する、
周囲に染まらない確固たる意思を持っています。
赤色は道がなくても道を作り出す、
情熱や熱い想いが込められ、
理想に向かって突っ走ります。
紅白はどちらも主張し合っていますが、
日本の古き良き伝統を引き継ぎ、
人生を自分の力で切り開いていく。
一年の初めに新たな気持ちを高めてくれる、
そんなペアカラーとしても考えられますね。
ちなみに我が家のお正月のお雑煮は、
ぜんざいです。
こちらもよく考えると、
紅白ですね。
あまーいお雑煮をお正月にたくさん頂き、
あまーい一年になるよう、計画中です。
皆さまにとりましても、
良い一年になりますように。