こんにちは。宇野きおです。
韓国ドラマ。
はまりますよね。
何故でしょうか。
その問いかけを常に持ちながら
ついつい観てしまう、
それが韓国ドラマの魅力です。
私は韓国ドラマの中でも、
特に時代劇を好んでいます。
史実に基づいていない話もありますが、
決まって登場するのは衣装のチマチョゴリ。
ついつい観てしまう理由の一つに
チマチョゴリの美しさが挙げられます。
時代劇のテーマごとに
それぞれチマチョゴリの見所は変わりますが、
形もさることながら、
色の美しさに目を奪われます。
まずチマチョゴリの意味ですが、
■チマ=スカート
■チョゴリ=韓服の上着
チョゴリの丈は時代によって
流行などがあり、
短い時、長い時があるようです。
その他、色によって年齢や身分を表していたそうです。
例えば色でチマチョゴリを見てみましょう。
■結婚している女性=藍色のチマ(スカート)
玉色【青緑色】のチョゴリ(韓服の上着)
■新婚の女性=真紅のチマ(スカート)
黄緑色のチョゴリ(韓服の上着)
■未婚の女性=真紅のチマ(スカート)
黄色のチョゴリ(韓服の上着)
韓国の時代劇をご覧頂いたことのある皆様、
美しいチマチョゴリが
脳裏に思い出されますでしょうか。
私はRAYS色彩心理診断士です。
ただ時代劇を楽しむだけではなく
診断士の観点から色を見てみると、
■結婚している女性藍色のチマは、
家族の絆を信じ、
争いごとを好まず平和を愛します。
正義を持ち、家族を守り抜きます。
青緑のチョゴリも癒やしや縁の下の力持ち。
■新婚女性の真紅のチマは、
熱い想いと、
ご主人への愛の強さなど嫁いだ決意の証。
黄緑色のチョゴリは
女性としての魅力を発揮し、
受け身である姿勢を印象付けます。
■未婚女性の真紅のチマは、
殿方へのアピールや情熱を主張しており、
黄色のチョゴリは愛が欲しい、
誰かに甘えたい寄りかかりたいなど
求婚を示す色でもあります。
色は約4,000年前より中国では病の治療に利用されるなど、
歴史的にも体・脳へ影響のあるものでした。
韓国の朝鮮時代も中国からの影響を受け、
そこから儒教をもとにした厳格な身分制度より、
階級を表すことがより具体化され
服飾にも現れたと言われています。
こうして色から歴史をなぞることによって、
当時も色から潜在意識への影響が
存在していたのかと想像を膨らませると、
非常に心躍る瞬間でした。
さて、今観ている「チャンオクチョン」。
続きを観たいと思います。
朝鮮を揺るがした天下の三大悪女のお話です。
しかし悪女としては描かれず、
朝鮮の時代の波に翻弄され、
一途な愛に生きた
切ない女性のストーリーになっています。
オクチョンが現代の服飾デザイナーとしての話なので、
衣装に資金がかけられ、
チマチョゴリの美しさが最上級の時代劇です。
皆様もチマチョゴリの色合いにご注目いただきながら、
ドラマへ入り込んでみてはいかがでしょうか。