こんにちは、佐野みずきです。
きょうは、「自信」についてお話ししたいと思います。
多くの日本人は、「あなたは自信がある?」と聞かれた場合、「自信がありません」または、「あまりあるほうではありません」と答えるようです。
「財団法人 日本青少年研究所」が、日本、中国、韓国、アメリカの4か国の高校生を対象に調べた興味深いアンケートがあります。
「自分を優秀だと思いますか?」という質問に対し、出てきた答えが以下の図です。
これを見て驚くのは、日本人の8割以上が、自分を「優秀ではない・あまり優秀ではない」と答えているのです。
それに比べ、アメリカ人は8割以上が、自分を「優秀だ・まあ優秀だ」と考えています。中国人は7割近くの人が、自分を「優秀だ・まあ優秀だ」と考え、韓国人も約半数近くの人が「優秀だ・まあ優秀だ」と答えています。
この結果をみると、日本人は「自分に自信を持てない国民性」といえるのかもしれません。日本人の謙虚さは、世界の評価の対象でもありますが、これも行き過ぎると、社会生活や人間関係にさまざまな弊害が及びます。
自己評価が低く自信がない人の場合、人前での発言を控え、謙虚かつ目立たないように振る舞う……。心理学的には、理解できる行動といえますが、国際舞台においては、謙虚な態度そのものが、マイナスになることがあります。
かといって内容が伴わないのに、自信たっぷりに振る舞うことは、いかがなものか……と思われることもあるでしょう。
ですが、自信をもって振る舞うことで周囲があなたの行動に一目置くようになります。また一目置かれることで、気持ちが自由になり、行動の制約が解け、その結果、自分が思っていた以上の能力を発揮することもあるのです。
アメリカ人の友人が18歳になったとき、母親が言ったというコメントを教えてくれました。
「嘘でもいいから、男性の前では、常に自信たっぷりに振る舞いなさい。自分はイイ女よ、という態度で過ごしなさい。たとえあなたが不細工な女だったとしても」
これは、日本人の母親には、絶対にいえないセリフですね。その友人は、自信たっぷりに振る舞うと、現時点より何倍もイイ女に見えるはず……と、母親が教えてくれた通りに実践し、また彼女の振る舞いは、私の目には大変格好よく、クールに見えました。
「嘘でもいいから、余裕があるように振る舞う」は、自分を励まし、新しい自分の才能を発見できる入口でもあります。
色彩心理診断では、暖色系の色が「積極性」を表現しています。
特に「オレンジ色」や「赤」の刺激は効果的です。
「自分に自信が持てず、気持ちが萎えているのに、積極性を出さないと乗り切れない」そんな時に、私は「サプリメントカラー(潜在意識に働きかける色)」として、このふたつの色をお勧めしています。
大事なプレゼンを控えているとき。
多くの人が集まる場所に出かけなければならないとき。
仕事・勉強・スポーツの試合などで結果を出さなければならないとき。
憂鬱な気分を吹き飛ばしたいとき。
そんなときは、赤やオレンジ色の服を着たり、いつも目に入る位置に赤やオレンジ色の小物を配置することで、意識が変化します。
自分を活性化したいとき、ぜひ試してみてください。
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