こんにちは。宇野きおです。
色彩心理診断士は選んだ色よって
隠された潜在意識を引き出します。
普段の会話や雰囲気ではわからない
性格や個性、欲求、健康状態が反映されます。
そのため診断中は自身の心を空にして、
目の前にいる方のお心と徹底的に向き合います。
数日前に診断をした、Aさん29歳女性。
外観からのイメージはおとなしい雰囲気の、
お洋服もお化粧や髪型にも興味がなく、
普段から控えめな色のカーディガンで
ご自身を覆っている方でした。
彼女が選んだ色。
黄色、茶色、赤、オレンジ、ピンクが大好き。
青や緑、グレーが大嫌い。
私は結果に驚きました。
外観からのイメージと結果があまりに異なり、
ますます彼女の心に問いかけてみたくなりました。
私の色彩心理診断士としての欲です。
全体的な診断としては、
情熱や理想に向かう熱い思いを持っていて、
自分を変えられない、自身の能力にも自信があり、
好奇心旺盛。出世したいし、愛が必要。楽しいことも大好き。
ひとりでいたくなかったり、繊細な部分もある。
この診断結果をどのようにお伝えすべきか
彼女の心にどのように寄り添えば、
今後のサプリメントカラーをご提案できるのか、
診断後必死に考えました。
すると彼女自身が、
「ばれちゃってます?」
と私に一言。
私はこの一言で普段外観的には掴めなかった、
彼女のキュートな一面と出会えた気がしました。
勤め先で会う彼女は、仕事用に仮面を被っているそう。
思い返せば控えめな色のカーディガンで
彼女本来の華やかな部分は隠され、
自然とそのカラーに合わせ言動も控えめになっていました。
彼女自身は感覚的に気づいていて、
仕事で蹴落とされないよう、控えめに目立たず、
密かに出世のチャンスを狙っていたそうです。
控えめな色のカーディガンを羽織ることが
本心を隠すためのサプリメントカラーだったのでしょう。
以前は仕事が終わるとクラブへ通ったり、
飲み歩いたり、恋人が何人もいたことなど、
派手な暮らしぶりもお話ししてくださいました。
「ここまで本性がばれたのは初めてです」
と最後にお話しくださいました。
彼女は自分の欲望に耐えられなくなる時があるとのことで、
より大きな面積のアイテムで心が落ち着くカラーをご提案。
ご自宅のカーテンをベージュにされるそうです。
ベージュには人生の先輩の声に耳を傾ける意味もあるので、
今後の彼女の人生のため、私からの願いも込めて
ベージュのサプリメントカラーをご提案いたしました。
こうして診断は終了しましたが、
以前より一層彼女との仲が深まったように感じます。
色が教えてくれることの偉大さを
実感した一日でした。
色の前では本性は隠しきれませんね。