人が色に抱くイメージとは? | UNOSANO.NET 彩リノススメ

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こんにちは、宇野ひかるです。

今日は、人が好む色と、その色に抱くイメージについてお話ししたいと思います。

 

一流企業に勤める若いOL200名を対象に、服部時計店が行った「OLの色彩感覚調査」によると、赤系統や黄色の服を着たくなるのは、「陽気」「自己主張」「きまぐれ」「攻撃」といった気分のときだそうです。

青、グリーン系統の服は「安定」「勤勉」「平和」「充実」という気分のとき。

茶系統の服を着るのは「古風」「慎重」といった気分のときという答えになったそうです。

 

 

何気なく選んだ服装の色は、本人さえも気が付かない「深層心理」を読み取ることができます。

たとえば、攻撃的な赤を着ている人には、刺激をするような言葉を言いにくい……という統計があります。つまり自分の意見を曲げずに自己主張したいとき、人に迎合したくないときは、赤を選ぶ傾向があります。

また、青系統の服は、「他者の意見を聞き、和をはかる」という心理状態があります。

たとえば上司に言いにくいことをお願いするときは、青系統の服を着ている時に言うなど、コミュニケーションをとる上でも、利用できそうですね。

 

人が好む色は、生理的な理由から選ばれるのはもちろんですが、住んでいる国の風土や気候、そして文化や教育も、大きく影響しています。

たとえば、日本人や欧米人が喪服に用いる黒は、エジプトでは縁起のよい色、人に好まれる色とされています。

なぜなら、国土の9割が砂漠地帯のエジプトでは、ナイル川の水の恵みを受けた肥沃な土地は黒いからです。黒は、命を育てる色とされ、不毛の砂漠をイメージさせる赤は、死のイメージと結びついています。

 

では、住んでいる環境、人種、文化を問わず、世界でもっとも好まれる色というのは何色なのでしょうか。

ある調査によると、世界でもっとも多くの人が好む色は、クリアな青紫で、次が鮮やかな赤、黒の順番となっています。クリアな青紫は、世界の人の6~7割が「好きな色のひとつ」に数えるといわれています。