6月の誕生石は、海の宝石であるパールです。
貝の体内で生成されるパールは、白だけでなくさまざまな彩りで私たちの目を楽しませてくれます。

真珠を産み出す貝として、もっとも広く知られているのは「アコヤ貝」ではないかと思います。
アコヤ貝は日本近海に生息する二枚貝で、直径5~7ミリ程度の真珠をつくりだします。
この貝から採取される真珠はホワイト系のものが多く、その中でも特に価値が高いとされる「花珠(はなだま)」は淡いピンクがかった白色をしており、その美しい色合いから日本のみならず海外でも根強い人気を誇っているそうです。
オーストリアやインドネシア近海では、「白蝶貝」が養殖されています。
この貝からは直径10ミリ程度の大粒の真珠が採れ、雫のような形状になることも多いそうです。
色はアコヤ真珠と同様のホワイト系が多いですが、産地によって淡い黄色やブルーなどを帯びた色のものも採取されているそうです。
タヒチで養殖されている「黒蝶貝」からは、シルバー系や黒色などの多様な色の真珠が産出します。
中でも緑系の黒色で、なおかつ赤い光を帯びているものは「ピーコックグリーン」と呼ばれ、黒真珠の中でも最高級の価値を持っているといいます。
また、変わったところでは「コンクパール」という真珠があります。
カリブ海に生息する「ピンク貝」という巻貝から産出される真珠ですが、ぱっと見ただけでは真珠と認識できないほどの鮮やかなピンク色をしているのが大きな特徴です。
このコンクパールは人工的に産出することが非常に難しいため、価値も高くなっているそうですよ。
宝石として非常にポピュラーな真珠ですが、じっくり調べてみると知らないことも多く、さらに興味がわきました。
かのクレオパトラも真珠を好んでいたという言い伝えがあるそうで、そのしっとりとした美しい輝きには、今も昔も人の目を引きつけて離さない不思議な魅力を持っているのですね。
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