こんにちは、佐野みずきです。
今回は、色彩診断における女性と男性の違いについてお話したいと思います。
私は、過去約50年の間に、数多くの方々の色診断を行ってきました。
私の診断経験から極めておおざっぱな分け方をすると、女性は9割以上の方が、色彩心理診断というものに興味を持ち、また自身の分析にも積極的で、大変素直な姿勢で診断に向き合ってくださいます。
男性の場合は、女性のように手放しで診断に向き合う方は、多くはありません。
一応、7割以上の方が興味を持って話を聞いてはくださるのですが、自分の診断をしてほしい……という積極性は、あまりありません。
男性の場合、ご自身の希望で診断に臨む方は少なく、また診断の運びとなっても、必要以上に身構えたり、異様に緊張している方がいらっしゃるのも男性の特徴です。
世の中には、診断や分析といったものを頭から信じない方がいらっしゃいますが、分析、診断に対する拒否感情は、圧倒的に男性のほうが多いようです。
私には、女性の場合、「結果を信じる」という前提で診断を受けられているように思えます。
男性の場合は、すべてではありませんが、「結果はあてにならない」という前提で受けているように感じるときがあります。
女性は診断を通して、「自分を理解してもらえること」を、喜びと捉えているような気がします。一方男性は、自分の心や感情を分析されたり、また評論されたりすることを嫌うようです。
「あなたはこういうタイプ」と決めつけられることが許せない……という方もいらっしゃいます。「簡単な診断法で、人を分析分類することは、安易で無責任な行為だ」と、実際に詰め寄られたこともありました。
また、診断結果については、稀に信じてくださらない方もいて、横で聞いている奥様が「的を得ている」とおっしゃるのに、診断を受けたご本人が、頑として認めないケースもあります。
診断結果が的を得ていればいるほど、プライドが傷つき、また自分の弱点を人に知られることが恐いのかもしれません。または、恥ずかしいという感情が強いのかもしれません。
こういう方は、ご本人の希望ではなく、家族の希望や会社の命令で色彩診断を受けるケースが多く、私も言葉遣いに細心の注意をはらいます。
ただ、男性の場合、いったん興味を持ち始めると女性以上に積極的になり、深く掘り下げ、仕事に活用するパワーを発揮するようです。
私の色彩心理診断では、弟子をとることもありますが、その中に男性がふたりおりました。彼らは大変研究熱心で、仕事の上で、色彩心理診断技術をおおいに活用しました。
色彩心理診断を学んだ男性のひとりは、テーマパークのアトラクションを企画、好評を博しました。
もうひとりは、外資系英語教材会社の営業マンとして、セールストークに利用。会社でトップの営業成績を収めてから起業し、港区長者番付のトップに躍り出たこともあります。
私の過去の経験では、色診断の際に男性と女性の違いは顕著でした。ですが今の時代、だんだんその性差はなくなってきているかもしれません。
現在、私には色彩心理診断を学ぶ4人の弟子がおり、いずれも女性です。
皆、仕事を持ち、社会貢献意識や理想も高く、心理診断の技術を仕事で生かそうと、必死で学んでいます。
その熱心さ、彼女達のエネルギーに圧倒される日々を送っている私は、大変な幸せ者といえるでしょう。