八幡春日神社
創建年は不明。
社号からも分かるように、公家と武家の氏神を同格で祀っている神社です。2021.9参拝。
◇鎮座地:千葉県鎌ケ谷市中沢907
◇最寄駅:東武線鎌ヶ谷駅~1.7km
◇御祭神:誉田別尊、天児屋命
◇御朱印:なし
【表参道】
◆一之鳥居
交通量が多い道路に面しています。したがって、社頭は少々喧騒があります。
◆二之鳥居
こちらは、神明鳥居。ここから雰囲気が変わります。
社頭の喧騒は消え、静寂な参道が続きます。
◆そこそこ長い参道
ヤブ蚊がウルサクつきまとってくる参道でした。
◆手水舎
◆手水は水道栓から
蛇口からほとばしる水!
予想は良い方に裏切られました。
◆拝殿を遠望
【社殿】
◆拝殿
拝殿周辺は、まずまず良好な雰囲気が漂います。
◆神額
祭神名が揮毫されています。神額の下には、直線的な注連縄。
・八幡大神=誉田別尊
→源氏の氏神です。
・春日大明神=天児屋命
→藤原氏の氏神です。
(注)八幡神は、僧・道鏡の即位を阻む託宣をしたことで、皇室の守護神でもあります。
◆特徴的な鈴緒
質感が麻のような気がしました。
◆御祭神=天児屋命のこと
アメノコヤネは、中臣氏の祖神。天孫降臨神話において、ニニギノミコトに随伴した神です。
天岩戸神話においては、フトダマとともに、鹿の骨を焼いて占い、祝詞を奏上。ほんの少しだけ岩戸を開けたアマテラスに鏡を差し出しています。
◆本殿
幣殿はなく、拝殿から直結。小さめな覆い屋です。
◆御祭神:誉田別尊(=応神天皇)
ホムタワケは胎児でありながら、神功皇后(=御母)の新羅遠征を勝利に導きました。このことから、生まれる前からの神と信じられています。
◎八幡神との同一視
奈良時代後期~平安時代初期、この時期に八幡神との同一視が進みました。
【境内社】
◆寄せ宮
6社入っていました。社号はかすれていて読解不能。唯一、読めたのが根頭神社でした。
◆石碑
右:聖徳太子
左:文化五年 奉待廿三夜大月天安
左は、いわゆる月待塔です。特定の月齢の夜に集まり、月待行事を行った講中です。
※文化五年は1808年。明治維新の60年前です。
当社は、裏参道(=北参道)もあります。
この道は、ひっそりとした好環境です。
【北参道】
記事は、表参道から入りました。しかし、実際はこちらから入りました。
参道の長さは、表参道の1/4くらいです。
◆雰囲気が異なる2つの参道
表参道は鬱蒼としているため薄暗いのですが、こちらは陽光が差しこむ明るい参道です
◆北参道のゴール
北参道は、本殿の裏手に出ます。
【周辺環境】
表参道は市街地、北参道は里山。大雑把に言えば、そんな感じです。
近くに、プロ野球「パ・リーグ」球団の二軍球場があるため、ファンと思しき方々が歩いていました。
◆道に迷う
事前に道順を下調べしていたのですが、このようなところですので、道に迷いました。筆者の神社参拝は迷った結果、プチ・ハイキング的な様相を呈すことが少なくありません。
最近では、迷子になることに自虐的な喜びさえ感じるようになりました。
◆切通し
うす暗いため、自動フラッシュが光りました。
【御朱印】
なし
【参拝ルート】
START=東武線・鎌ヶ谷駅~20m~コミュティバス・鎌ヶ谷駅バス停→ワゴン車→ 南部小学校入り口バス停~100m~八幡春日神社・表参道~八幡春日神社 ~北参道~1.6km~東武線・鎌ヶ谷駅=GOAL
※コミュニティ・バスは本数が少ないため、時刻表に合わせての往路利用が現実的です。
【編集後記】
◆近隣神社を巡拝する
この3社は余裕で「一気詣り」できます。
リンクを貼った両社とも雰囲気は良好!オススメ神社です。
◆上記3社を巡る場合
・往路:鎌ヶ谷駅から当社までバス利用(=100円)。
・復路:鎌ヶ谷駅まで歩きつつ2社に寄るイメージ。
当社→根頭神社=850m
根頭神社→道野辺八幡宮=650m
道野辺八幡宮→鎌ヶ谷駅=650m (了)