1速…



2速……



3速………






目的地に行く為にその道を走るのなら

状況によってギアチェンジを

していかなくてはなりません。


交通量の多い場所でみんな50kmくらいで走ってるのに、20kmで走っている車を見たらイラッとするでしょう。



みーんなMTだったとしてね🚗






ただ、交通量の少ない狭い道で

みんな20kmくらいで走っているのに

60kmで走ってたら周りは

「おぅおぅおぅ」と思うでしょう。


だけど、クレームはこない。


なぜなら、クレームを言う 人自体が少ないから。




















趣味でスロットを打ってたり

仕事として細々と活動してたり

所謂、素人 無名の人が荒ぶっても別に大丈夫…セーフティです。


小さな世界ですから。

小さな世界は同志が集まりやすいですから。

そう、似た者同士が。


共感空間を作りやすいです。




だから燃えにくいんです。


たとえ、間違った意見を言ったとしても

間違いを正してくれる人はいませんし

裸の王様になりやすいんです。



賛同してくれる人達ばかりで…その結果

それが正解だと錯覚してしまいやすくなります。





けっこう怖いですよ

この現象。











ですが、活動の場をいざ目立つ場所に移す場合、最初にやらなくてはいけないことは

インディーズメジャーの調整です。



インディーズのままの音楽をやってもメジャーで売れにくいのは、もはや周知の論理です。


メジャーリーグでやるなら

メジャー流に調整しなくては難しいと

よく聞きます。


ボールの大きさも違いますし、日本でやってた通りそのまんまで通用すると思うこと自体が驕りになってしまいます。















何が言いたいのかというと


1速がインディーズ

2速が人気が出てきたインディーズ

だったとして

3速がメジャー

だったとしたら


1速2速と同じ踏み具合でいては

危ないということです。

3速なのに5速の踏み具合は

もっと危険です。




3速の世界に到達したのなら

3速用に変更した方が良いです。

インディーズで好評だったからといって

それをそのままメジャーでやろう!

は浅はか過ぎると思います。

メジャーをナメすぎです。そんな簡単に売れるなら苦労はないです。


インディーズで自由で好き勝手な事を言い続けてて賛同してくれてたから

メジャーでも賛同してくれるだろう

なんなら見てくれる数も増えたし、賛同の嵐が巻き起こるだろう!

とか本気で思っていたとしたら

超危険です。












ただ、ここで気になることは

競艇みたいにスピードメーターが付いていないことです。

つまり、今自分が何速で走るべきなのかがわかりにくいんですよ。



それを教えてあげるのが

媒体の本来の役目なのかなとは思います。














2速(素人)までの世界では好感度の高い人だったのに、3速(デビュー)や4速(知名度が上がってきた)になってからは叩かれるようになったとか、見ていてけっこうありませんか?


ご本人は何も変わっていないので

何!?とつぜん!?

と戸惑うこともあるかもしれません。


なんなら「誰々が変な言い方をするから」と、他者の所為にしてしまうかもしれません。







ですが、そのほとんどの原因は

ご本人さんにあることが多いです。







「変わらない私を見て」

じゃないんです。


変わらないといけないんです。



同人の世界で誰にも縛られずやっているのなら変わらなくても良いのですが、公の場にステージを移すと決めた時点で変更は余儀なく求められます。


周囲の目を跳ね除けて我を通すのは

かなりの才覚や器量が要ります。



2速の世界まで思い通りにいってたとしても3速以上の世界で通用する保証は何処にもないのです。


学校で一番面白いと言われてた人が

NSCに入っても自分が一番面白いと思ってる痛い人みたいな。










自分が正しい!

周りがおかしい!

と思う事もあるかもしれませんが

本当にそうだとしたら

少しの時間で解決します。



ですが、いつまで経っても悪いイメージが取れずにそのイメージが先行してしまっているのなら周りに問題があるのではなく、本人に問題があるのだと思います。


そのイメージを更新してしまっているのは他でもない自分だからです。




















3速以降の世界では味方だけじゃないです。

いつまでも味方ばかりだと思って、1速2速の踏み具合で運転していたらいつ石が飛んできてもおかしくないと思います。


勿論、石を投げる行為自体は褒められる行為ではないとは思います。

ただ、投げたくなる気持ちは解ります。

解ってしまうものです。



みんなその気持ちが解るから

陰口・悪口はなくならないし、全く自分に関係のない他人が他人の言っている陰口・悪口ですら好奇や興味の目で見てしまうのだと思います。

















個人的に思うのは

今何速で どんな走り方をしたら良いのか

を教えてくれる人がいない環境というのはとてもつらいと思います。

これは同情に近いのかもしれません。



私も教えてくれる人がいてなければ

当記事で述べたこんな考え方もできてなかったと思うので、ただただ自分は恵まれているだけだと思っています。


自分の力で活動できてるなんて

今まで一瞬でも思ったことはないです。









もし、私が恵まれていない環境だったとしたら



ずっと「なんでだよ!!」

ずっと「なんでわかってくれないんだよ!!?」

と言い続けてるかもしれません。




明らか正解者と思えない人でも

共感して温かい言葉をかけてくれさえすれば、その人達に与し属してしまうかもしれません。



人から理解されないって

それくらい判断力に支障が出てしまうものだと思います。




間違ったグループだと解っていたとしても

そのグループからは多分、抜け出せない。

少し違えば、そんな負の連鎖に身を置き続けてしまっていたかもしれません。


























それは誰にでも起こり得ること。




















そして誰にでも払拭できること。







名誉挽回のチャンスは常に与えられ続けている。

それを活かすか耳を塞ぎ続けるか逃げるかは、本人の人間性次第だと思います。
























実際問題、水面下では会社ごとNGが出てる演者さんとかけっこういてるんです。

それはよく聞きますから。

呼べる可能性は0ではないけれど

ゴリ押しが必要な演者さんとか。






リスクマネジメントが出来てる会社と

ガバガバな会社が存在します。


Twitterのタイムラインを見てるだけでも

余裕でリスクヘッジできるのに

自ら飛び込んでいくお店さんもあります。



ちゃんとそういうのを見てる人がいる

しっかりとした会社なんだなぁと思うお店さんもあれば

部署の立ち上げどころか人件費削減か何かでこの死語にもなった『SNS時代』に

精査する人がいない!?

と思ったりすることもあります。




お店のイメージアップを目論んでいるのにお店のイメージを下げる可能性がある演者さんを呼んでいたり

目的がイメージアップではなく

短期的集客だったなら普通に理解できますし、そっちの方が正解の場合も多々あります。

ただ、それと同時に方向性の矛盾をひしひしと感じたりはあります。


常連さんに還元したいのに

来店や取材日だけ強くしたりとかもですね。





個人的にリスクマネジメントと

一貫性は集客について大事な要素だと思っています。



細マッチョを推していく路線なのに

ゴリマッチョを呼んでどないすんねん

と------。


同じマッチョでも似て非なるものぞ!?


そういうことがわからないといいますか

雑に気にしてないというケースがまぁまぁあったりします。





ゴリマッチョはゴリマッチョでいいのよ

使い方を間違ってさえいなければ

細マッチョより強いのよ。


でも選ばれたのは細マッチョなのよ。



ならゴリマッチョを呼んじゃうと

細マッチョを呼んだ意味が薄くなり

その結果、狂いが生じやすくなるのよ…。



それで上手くいかなくなったマッチョ専門店も数多く見てきてます。



カラダを蝕む細マッチョ ゴリマッチョは

秀でた者ほど前者を選び

剛の者ほど後者を選ぶ

















話を戻します。









「呼ぶ店が悪い」

なんて声も多いですが、それはもう前提過ぎてみんな言ってないだけで

実際は「そりゃそうやろ」レベルでみんなわかっていることです。




それでも呼んでくれる店はありますし

それでもその人を助けてくれるフォロワーさんもちゃんといてます。




だけど見えざるダメージは確実に内部を破壊していく………。












どの選択肢を選んだとしても

結局どーとでもなっちゃうのが

人間のスゴいところです。

それと同時に

最善を妨げるとても厄介なところでもあるのです。










そんな人間の優れた救済修正機能は

なるべく使わないでいたいものですね