門真123のグランドオープンを攻めたのは

もう遠い過去。

それからもたまに打ちに行っていた。


家から全然近いわけじゃなかったけど

元々、行動範囲が広いから苦にはしていなかった。




絆を打っていたら

台の上のドル箱置きスペースにコーラを置いていた隣の人が、そのコーラをこぼして自分の手足にぶっかかったこともある。



流石にこれは………と思ったけど

必死に謝ってくる隣人を見てると

まぁ別に仕方ないか……と思った。




仕方ないか………




仕方ないのかな………?





この世は仕方のない事だらけだし



6でも負けたら仕方ないと思えるし




逆に仕方がなくないことなんて

この世にあるのだろうか………?









そんなことを考えながら打っていた

あの頃を思い出す。

















昨日はそんな思い出があった門真の帰りの電車だった。


始発駅なので座席は空いている。



電車では譲るのが面倒なので

最初から座らない。

譲るの何か恥ずかしいし。

だから基本的に座らない。


ガラガラだったら座るかなって程度。


始発駅なのでまぁガラガラ。

御堂筋線でもないし鶴見緑地線だし

心斎橋に着くまで空いてるだろうと 



座った




座ったのだが












チャックが開いていた。



全開だった。




横に誰もいないからって

股も広げてしまっていた。









パッカァァァァ




パッカァァァァ





プァッカァァァァ












何年ぶりだろう




こんな股を開いてチャック全開なのは




いつぶりだろう








目の前には女子高生を含め

数人が座っていたけど

恥ずかしさより懐かしさが先にきた。



「恥ずかしぃぃぃぃ~」


よりも


「懐かしぃぃぃぃ~」


となった自分は

やはりどこかおかしいのかなと思った。





段階を表すと


①懐かしさ

②恥ずかしさ

③どうしようか悩む

④チャックを閉める


だった。




たぶんだけど、まず

懐かしむより先にチャックを閉めた方が良いとは思う。

あと、どうしようか悩むって

閉める以外に選択肢ってある?

ないよ。

あるわけないやん。

傾くなら、傾き通せ!!みたいに

開けるなら、開き通せ!!!ってなる?

ならんて。







でも確かに数秒の間はあったんだ。



そこに変異性を感じるよね。

自分のことなんだけど。




予期せぬその間その間に何を感じてるか?




それってけっこう重要なことだと思うのよね。




気付きって大事だし







他人からの指摘で気付くよりも

自分からの指摘で気付く方が愛せる




















結局チャックは半分だけ閉めました



何か勿体なかったので