「ユキ、お義父さまはどうなるの?」
「隠居だよ。」
「そうなんだ。私も今日からユキと一緒に寝れるんだね。」
「ううん。」
「どうしてよ。」
「僕は、ココちゃんと一緒に寝れないよ。」
「ココロさま、最近は良くなられましたが
また、いつあんなふうになるのかわかりませんですので、ユキさまと相談したのです。
ココロさまの睡眠を優先して健康に過ごして欲しいと」
「ココちゃんは、オトハと寝なよ。
そっちのほうが、僕も安心だよ。
ココちゃんが病に倒れたら僕生きていけないからね。」
「うん。わかった。
オトハいこう。」
そういって隣の部屋にいった。
「オトハ、寝よう。」
「はい」
そういって眠りについた。
「オトハ、ギューってして」
そういうと抱きしめてくれた。
安心する。オトハは、いつもこうして一緒に寝てくれるのだ。

「ココロさま、昨夜はどうでしたか?」
そういって、毎朝聞いてくる。
「うん。よく寝れたよ。
オトハありがとう。」
「とんでもございません」
この会話から一日が始まる。


「おはよう、ココちゃん
よく寝れた?」
朝から明るいユキに聞かれた。
「うん。まだちょっと眠たいけど」
「そっか。ところで今日はなにするの?」
「お花のみずやりと文字の練習?
だよね、オトハ」
「はい。それとコタツにぬくぬくすると
おっしゃっていました。」
「オトハ、そこまで言わなくっても」
そういっていると
「オトハ、ココちゃんのことよろしくね。」
「ユキは、どっかいくの?」
「町の探索」
「また、私お留守番?」
「うん。危ないからね。」
「わかった。」
そういって
ユキは、行ってしまった。
「オトハ、みずやりしよう。」
そうして、水をやりを終わらせて
「オトハ、もう今日は、何もしたくない。」
「かしこまりました。」
と持ってこようとしていた筆と墨をしまって
横に座った。
「ココロさま大丈夫ですか?」
「うん。ユキが、」
「あ、ユキさまが、探索につれっててくれないから拗ねているのですか?」
「ちがう。ユキともっと一緒にいたい。」
「それは、難しいことかと」
「分かってるよ。
王様だもん。忙しいもんね。でも、これじゃあここにいる意味ないじゃん。
私は、ユキと一緒にいたいからここに来たの。
なのに、なのに」
と泣いてしまった。
するとオトハが抱きしめて
「ココロさまは、1人では、ございません。
ココロさまが、いなかったら私は、ユキさまのお役に立つことは出来ませんでしたので
私は、ココロさまに感謝しているのです。
ありがとうございます。
それにユキさまもココロさまにお会いになってここに住まわれるようになってからは、
前よりはるかに優しくなられました。
ココロさまに嫌われるのが怖くって私に物事を聞くようになりました。
なので、ココロさま
たまには、わがまま言ってもかまわないと思いますよ。
私も付いておりますし。」
「ありがと。オトハ
オトハ、大好き」
そういって、
ユキが帰ってくるのをまっていた。
すると、
「ココロさま・・・。」
「オトハどうしたの?」
オトハは、私の横に座り私を抱きしめて話し出した。
「先ほど連絡がありまして・・・。
ユキさまが、お倒れになったと」
「オトハ。どうして」
「大丈夫にございます。
明日には、お帰りになると」
「オトハ、いこ」
「今からにございますか?」
「うん。」
「ダメにございます。
なんでも、今からお天気が荒れるとのことです。」
「でも、ユキが」
「ココロさま」
そういっていると
私は、突然眠気に襲われて眠ってしまった。
その日
天気が大荒れになったそうだ。
私の苦しみを表すみたいに雨が降ったそうだ。

目が覚めると
私は、オトハの腕の中にいた。
「ココロさま、お目覚めになられましたか?」
「うん。どうして私寝てたの?」
「それは・・・。」
「なに?」
「ココロさまには、星野一族には、自然の神様が付いているんです。
その能力は、ココロさまにしか付いてません。
一族には、あなたしか生き残りがいませんので、
なのでユキさまは、あなたさまをこの城にお隠しになった。
その能力を自分のものにしようとするものがいるから
ですが、それがココロさまの夢にもつながっていたのですね。
実は、ユキさまはそれを解決しようとして
お倒れになったのです。」
「どうして、オトハもしってるの?」
「ユキさまに聞きました。
ココロさまが、お倒れになったら教えてあげてくれと」
「オトハ、ユキは?」
「もうお帰りになっておられますよ。」
そういって私から離れて
隣の部屋にいった。
「ココちゃん。
大丈夫?どこも痛くない?」
「ユキこそ大丈夫?」
「うん。このとおり」
そういってオトハに起してもらって
「本当だ。ユキ私のことでごめんね。
でも、もう大丈夫自分の運命は自分でどうにかする。」
「ココちゃん。そうじゃないんだ。
僕とココちゃんは、結ばれる運命だったんだ。」
「どういうこと?」
「星野一族と月野一族は、
一緒になる運命だったんだって」
「私、ユキと出会えてよかった。
一緒にいれないのは、寂しいけど
ユキが居てくれたときは、すっごく幸せだもん。」
「ココちゃん、僕も向き合うね。」
「なにに?」
「ココちゃんの一族に恥じないように
ココちゃんを幸せにするよ。」
「ありがとう」


それから、
世界が変わった。
夜と朝
月と太陽のある世界に
変わった。

私とユキの関係も
今じゃあときどき一緒の部屋に寝ている。
夢が見ない日は、一緒に