香り。 | まりゑ official blog「綴る」Powered by Ameba

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キューブ所属。役者。
お芝居と結婚して
歌と恋をしてます。

ファンタスマゴリックのMARiEで
作詞、振付を担当してます。

限りある世を、目一杯楽しむ所存。
よろしくお願い致します。



私、

恨んでますの。
さっきまで、長時間をかけて綴った
言葉達がね、いきなり飛び散って消えてしまったんだもの。

どうしてなの!
ねぇ、どうして!!
ほわーい!じゃぱにーず!アメブロ!!

さっきまでこの画面で
踊っていた言葉達を返して!!

まぁ、仕方ない。
この小さな画面の中の出来事は
手に触れることもなければ、
跡形もなくなる性分なのだから。ね。


はい。
ということで
せっかく綴る気分になったので
負けじと、綴ります。



先ほどの話

エレベーターで初老の男性と私の

2人きりに。

彼は、ボタンを司ってくださってて
私に優しく

『1階でよろしいですか?』

その温かさを纏う問いかけに私も優しく

『はい。ありがとうございます。』

と答えた。
しばし沈黙が、狭い空間を支配する。

すると唐突に初老の男性が振り返り
私の目を見て

『いい香り、ですね。』

と微笑みをくれた。

あまりに唐突だったので

『あ、すみません。少しキツいですよね。』

そこはかとない恥じらいと笑みを浮かべ
“微笑み返し”

『いやいや全然。これは、何の香りなんですか?』

少し緩んだ瞼の奥にある純粋な瞳で聞いてきた。


普段の私は
知り合いから、香りを褒められた時、
決まって返す

『これ、体臭だよ。』

という決まり文句が頭に浮かんだが
瞬間的に「この人には通じないよ!」と
頭の中にいる小さなまりゑが制してくれたので


『ガーデニアですかね。きっと。』

目尻を下降させながら答えた。

『そうですか〜。いい香りです。とても。ガーデニアかぁ〜。』




え。
なに、この会話。


なんだか、創られた世界の中で
交わされる様な会話じゃないか。

そして、エレベーターを2人で降り
軽く会釈をして別れた。


こうやって恋とか、はじまるのかな。


なんて、思いを巡らせ今ここに綴っている。


ただそれだけ。
ただそれだけを、綴るために。

アメブロさんを恨むのは、
もうやめようと思う。

だって、こんなくだらないどうでもいいこと
綴ってるだけなんだから。ね。
むしろ、綴らせてくらてありがとうだね。



香りひとつで、

あの日
あの時
あの場所へ

私の纏う香りが
あの初老の男性にとって
なにかの想ひ出の断片だったりしたら
また新たにドラマが紡げそうだなぁ。


あなたの好きな香りには
どんな想ひ出のエッセンスが入ってますか?