土の中 | 終着駅に降りる

終着駅に降りる

一人暮らしも慣れたけど、今は、守るべきものが何もない・・・

 

あるブロガーさんの一途な研究は、

まもなく成果が出そうです。

私は、その研究の一部を理解しようと、

少しだけ、後追いの勉強をしました。

 

海と陸上では、環境が全く違うように、

地上と土の中(表土)でも、違う世界があります。

土の中こそ、植物の根にとって、理想的な環境です。

植物の根は、土の中を自由に伸びて行き、

土と一体になり、ガッチリ守られています。

根には、重力も圧迫も拘束力も感じないと思いますが、

水の中を漂っている感覚でもなく、

多分、無重力に近いのではと思います。

 

植物は、地表に芽を出し成長を始めた時から、

取り巻く環境の、激しいストレスを受け続けます。

夏冬昼夜の寒暖差、直射日光の紫外線、

日照りによる干ばつ、長雨による冠水

それらに耐えながらの光合成で、生きています。

一方の土の中は、地表のストレスが及ばず、

植物の根は、完全に守られています。

この事が、人は土に触れると癒される・・・

更には、「土に還る」は考え過ぎか・・・

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土の中は、ほぼ微生物だけの世界

ここからが、私の苦手とするお勉強

初めて『菌根菌』の存在を知りました。

菌根菌は糸状菌、平たく言えばカビ、一部はキノコに成長

この菌こそが、植物の成長に重要な役割を果たします。

地球上の植物20~30万種の80%の根に共生

菌根菌は土壌からリン酸(必須養分)や水分を集め、

植物に供給して、成長を促します。

一方、菌根菌は植物が作る光合成由来の成分を貰います。

 

でも、菌根菌には様々な土着の菌が存在して、

植物の成長を促そうとする新参者の足を引っ張ります。

驚くのは、新参者の菌根菌が目的意識を持って、

土の粒子の間を活発に動き回り、

NETWORKを駆使して土着の菌根菌と戦い、

その活動で、我々の食は支えられています。

ムゥ、知らなかった、オモシロイ世界だ・・・

アッ、我々の社会と同じだ・・・

 

貴女にとって、貴方にも

今日が良き日であります様に・・・