木造建築の耐久性と耐震性は・・・? | 終着駅に降りる

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一人暮らしも慣れたけど、今は、守るべきものが何もない・・・

 

木造建築の耐久性と耐震性は、

鉄筋コンクリート造や鉄骨造よりも、はるかに強い・・・

その代表例は、法隆寺を始めとする寺社建築物です。

その次は、伝統的な古民家などの建築物です。

でも、現代の木造建築物は、逆に劣ります。

 

寺社建築は、耐久性があり耐震性も備えています。

風雪に耐えて丈夫に育った天然木を、

軸組みに惜しみなく使い、宮大工が組み立てれば、

数百年とは言わず、1,000年も建っています。

改めて思うのは、天然木の強さです。

樹木を丸太のまま利用すれば、丈夫な『芯』があるので、

抜群の粘りと強度を発揮します。

 

今、見直されている伝統的な古民家建築も、

寺社建築と同じで、天然木をそのまま使用しています。

樹木の曲がりを、そのまま使った軸組や小屋組が、

100年以上耐えられる建物の秘密です。

NHKで不定期に放送する『古民家物語』は、

築100年を経過した日本の古民家を、

ドイツ人デザイナーが再生している村の物語

(今日、2月11日もNHKEテレで、夕方6時から放送です)

 

寺社建築や古民家に使用されてきた丈夫な天然木は、

現在の一般的な住宅に使用されません。

曲がった部材は、取り扱いが不便だし、

曲がった部材を用途に応じて加工できる、

熟練した大工も少なくなりました。

 

意外に見落とされているのが、

寺社建築も古民家も、五個荘の伝統的民家も、

多層のような外見と異なり、構造的には平屋建てです。

平屋建ては地震に強いが、二階建ては地震に弱い・・・

その理由は、地震の強い揺れで、・・・省略

二階の重さに耐えられなくて、一階部分が押しつぶされます。

ァッ、五重塔や城郭建築は、また別の話に・・・

 

現在の木造建築は、人工林のスギやヒノキを使うので、

古民家に備わるような耐久性や耐震性に欠けます。

工場で品質管理されたプレハブ住宅の方が、

耐久性も耐震性も居住性も優れています。

(つづく)

 

貴女にとって、貴方にも

今日が良き日であります様に・・・