何故、こうなったのか・・・ | 終着駅に降りる

終着駅に降りる

一人暮らしも慣れたけど、今は、守るべきものが何もない・・・

 

経済の問題などを、続けて書いています。

 

政府も、大いに期待していた中型旅客機開発

三菱重工の三菱ジェットは、2003年開発に着手

10年後の、1号機納入を予定していましたが、

6度も延期した結果、昨年に開発を断念しました。

何度も延期を繰り返すのは、組織に問題があります。

更に、気になった記事がありました。

日本人技術者は使い物にならなく適任者が少なく、

後年は外国人技術者600名を採用していた・・・

 

労働者は搾取されていると決め付けた時代

総評などの支援を受けた労働組合は、

経営に介入することがありました。

日産自動車も、労働組合が我が物顔で経営に介入

生産効率を無視した操業を続けた結果、

存続不可能と思われるような経営危機に陥りました。

ルノー社から、株式の36,8%の出資を受け、ようやく再建

経営権は同社にあり、フランスの会社です。

 

シャープの液晶技術は世界一と称されていました。

自信過剰の経営者は、高品質高価格路線を選択して、

大規模な工場建設に着手し、急激に経営が悪化しました。

それでも、危機意識に乏しく再建計画の会見では、

記者の「本気で再建する気はあるのか・・・?」の質問に、

締まりのない顔で含み笑いをしていました。

その後、具体的な再建プランもないままに、

台湾企業に買収されました。

 

東芝は日本の名門企業

2006年、経営基盤の強化を目指して買収した、

アメリカの原子力関連企業で、巨額の損失を被りました。

その損失処理を巡り、何年も混乱が続き、

家電部門は東芝のブランドごと、中国企業へ売却

フラッシュメモリーも、ファンド集団へ・・・

それでも経営再建はまとまらずに、

今でも、会社分割案を巡り、混乱しています。

 

企業のことは、市場の原則に任せるのは建前

国に必要な企業であれば、政府は介入します。

東芝のフラッシュメモリーは、日本の財産でしたが、

今は、介入する余力もないのかナア

(つづく)

 

貴女にとって、貴方にも

今日が良き日であります様に・・・