この感覚は、オカシイ | 終着駅に降りる

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一人暮らしも慣れたけど、今は、守るべきものが何もない・・・

 

この感覚は、オカシイ

                        

2011年に起きた、大津イジメ自殺事件の民事訴訟の

判決が大阪高裁でありました。一昨日(27日)

一審の判決では、イジメが自殺の原因と認定して、

同級生二人に、3,750万円の賠償を命じました。

二審の大阪高裁でも、イジメが自殺の原因と認定して、

同級生二人に、400万円の賠償を命じました。

裁判長は賠償金の減額理由を述べて、更に

「(男子生徒は)自らの意志で自殺を選択した」

                         

TVでベテラン弁護士のコメント・・・

今まで、同様の裁判では

イジメと自殺の因果関係を認めなかったので、

『この判決は意義がある』と評価しましたが、

『自らの意志で自殺を選択した』とする一文には、

異を唱えませんでした。

                         

このニュースに違和感を持ちました。

今までの裁判は、事実認定の細部にコダワリ過ぎて、

イジメと自殺の因果関係を認めないなど、

全体像を見落とすことがありました。

今回は、一歩踏み込み因果関係を認めた判決ですが、

『自らの意志で自殺を選択した』とする

一文には納得できません。

TVで取り上げたのは、判決文の一部の文言です。

でも、亡くなった人の心情を汲み取っていません。

それとも事実認定では、この文言になるのかナァ

何かが、オカシイ・・・?

                        

この事件は学校と教育委員会の、

悪質な隠ぺい工作も明らかになりました。

その関係者の処分結果は

(その後を、ウキペディアで調べました)

校長,担任、減給十分の一(一か月)

教育長,教育部長、減給処分と判断されましたが、

既に退職していたので実施させませんでした。

公務員ならではの、身内に甘い処分です・・・

                        

イジメを受けても、学校に頼らないこと

親が子供を守ってやるしかない

子供自身が自分を守るしかない

                  

貴女にとって、貴方にも

今日が良き日であります様に・・・