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2024年4月1日、ついに信長が就職した。

大学の専攻とは全く関係ない営業マンになった。

そして入社式の当日、それは彼のひぃばぁちゃんのお葬式だった。

悩んだ挙句、入社式には出たいということで前日の通夜だけ出席。

ここ数年は彼の父方のおじいちゃんとおばあちゃんも亡くし、今度は母方のひぃばぁちゃんを亡くし、まわりの人が死んで行く様をみてどんなことを感じているのだろう。


さてひぃばぁちゃん(母の母の母)は確か浄土真宗だった。

ずっと父方も母方も真言宗だったため、唱えるお経もなんだか違う。

地域性もあるのだろうか。岡山県の県北、津山というところだ。

津山では葬式にあんぱんを配る風習があるという知識しかない。

お通夜なのに久しぶりに集う親戚で盛り上がる会場。

地域で使う葬儀会館。近所付き合いが濃い地域なのに7年の入院生活の中で家に帰れてなかったひぃばぁちゃんのために、亡くなったら家の近所の周りを一周してもらって葬儀会場に行くというプランをたてていたのに、病院をばらばらに出たら喪主のおじちゃんの元に電話がかかってきて「もう葬儀場に着きましたよ」。おじちゃんのいつものルートは一般道。ひぃばぁちゃんを乗せた車は高速道路だったらしい。


お通夜のお経が始まった。聞いたことないお経だな。歌っているような、何度も同じ言葉を繰り返して先に進まない感じ。

お焼香が始まった。前に出ていくスタイルではなくお焼香台が移動するスタイル。私たちはお香をつまんで額にいただいてを3回繰り返すのしか知らないが、あとで聞いたところによるとこちらは2回で額にはいただかないそうだ。

驚いたのはお焼香が始まったとたん、近所の住民の皆様のあたりから何やら財布を開くような音が聞こえたこと。一斉に聞こえだしたので何かのしきたりかと思ったが席が皆さん後ろの方なので何にお金を使っているのか分からなかった。

あとで尋ねると焼香台に100円ずつ乗せていく風習があるらしい。


お通夜も無事に終わり、親戚たちでホールでひぃばぁちゃんと最後の一夜を過ごし、(部屋が用意されていると親戚たちは思っていたそうだがホールのみだったため、みんなでホールで雑魚寝だったそう。ちなみにホールは畳)修学旅行みたいだねと大層盛り上がったそう。

徳川家は信長が入社式だったので通夜が終わって帰ったのだった。