中正紀念堂の後は、【忠烈祠】に立ち寄りました。忠
烈祠は辛亥革命など中華民国建国、さらに、その後、
国の戦争で死亡した 英霊を祀る祠です。日本でいえ
ば靖国神社といったところでしょうか。
こちらで有名なのが衛兵交代のセレモニーです。陸・
海・空軍より選抜された兵士が、大門と大殿を各２人
ずつで守っているのですが、１時間おきにその４人が
交代するという儀式。
毎時ちょうどになると 引率の兵士１人を含む５人（任
務に就いていた兵士と、これから就く兵士）で 隊列を
組んだ儀杖兵が、大門から大殿に向かって銃を背中
に背負ってゆっくりと行進を開始します。
大殿に到着すると、儀杖兵は任務に就いていた衛兵
２名と合流して、殿内の位牌に向かい 敬礼をします。
その後、銃を交換、また それを振り回す儀式を行い、
次に任務に就く２名を残して、大門に戻って行きます。
そして、大門に着くと大門守護の任務に就く２人が門
の前に行き 台の上で任務に就きます。セレモニーの
所要時間は 約20分間ほど。この儀式は 人気があり、
観光バスが何台も到着していますね。
儀杖兵の資格は 高卒以上で犯歴がなく、身長175cm
- 195cm、体重65kg±１kgが条件。その上に厳しい訓
練が課せられ、それを成し得た者のみが儀仗兵にな
れる狭き門です。いわゆるエリート兵士ですね。
台湾は、韓国などと同じく徴兵制があり、18歳男子は
兵役の義務がありました。今年2019年からは、アメリ
カ などと同じように志願兵制に移行しました｡ 超大国
である隣国・中国との関係が微妙なようですね。