東野圭吾 『魔力の胎動』 | きまぐれWalker2

きまぐれWalker2

2019年より Amebaブログにやってきました
それ以前はYahoo!ブログでやっておりました
気づけば17年、時間だけは長くやってますな

東野圭吾 『魔力の胎動』 (角川書店) 1,620円

イメージ 1

[作品紹介]
自然現象を見事に言い当てる、彼女の不思議な“力”
とは、いったい何なのか彼女(羽原円華)によって、
悩める人たちが救われて行く……。東野圭吾が価値
観を覆した衝撃のミステリー。前作『ラプラスの魔女』
の前日譚。短編5編を収録。

*******************************************

本書の主役は、鍼灸師の工藤ナユタ。彼は『ラプラス
の魔女』には、出て来なかったよね。もう一人の主人
公はもちろん “魔女” こと、羽原円華。気圧や、天候、
風速、温度などから、瞬時に計算をすることによって
未来が予測できる特殊能力を持つ。その円華とナユ
タとの邂逅の物語。

『ラプラスの魔女』の主人公である元警官の武尾(ボ
ガード)も途中から出て来ることから 時系列は複
雑に絡んでいるのかもしれません。 第一章では⛷ス
キー・ジャンパー(葛西紀明を彷彿とさせる)を復活
させ、第二章では⚾プロ野球のキャッーの後継者
を育てる。

第三章で高校時代の恩師を助け、第四章では 有名
な盲目の作曲家を復活させる。そして、最終 第五章
では『ラプラスの魔女』に繋がる “事件” が起こる…。
まあ、東野圭吾さんのことだから絡んでますよビックリマーク
がってますよビックリマーク色々とね 相変わらずの東野節も
健在です。