『ボッティチェリ展』過去最大点数が大集合! | きまぐれWalker2

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それ以前はYahoo!ブログでやっておりました
気づけば17年、時間だけは長くやってますな

『村上隆の五百羅漢図展』に続いて、今年3回目の展覧会
に行ってきました!! それは、上野の東京都美術館で開催
されている『ボッティチェリ展』です。
 
 
思わず個人的には“ボッティチェッリ”と 言いたいところで
すが、まあそれは置いといて。これは 見ごたえのある展覧
会でしたよ。まず点数が多い!! フェルメールやダ・ヴィン
チなどは 生涯作品数が少ないことから、来日するのが1~
2点なんでことは多々あります。
 
ピエトロ・トッリジャーノ(帰属)《ロレンツォ・イル・マニーフィコの胸像》イメージ 2
 
この『ボッティチェリ展』では2大看板の《春(ラ・プリマベー
ラ)》、《ビーナスの誕生》こそ観られませんが、準主役級の
《聖母子(書物の聖母)》《ラーマ家東方三博士の礼拝》《美
しきシモネッタの肖像》《アペレスの誹謗(ラ・カルンニア)》
《書斎の聖アウグスティヌス》の5作品をはじめ、二十数点が
展示され、過去最大の大回顧展になっています。
 
サンドロ・ボッティチェリ《ラーマ家東方三博士の礼拝》
イメージ 3
 
まず、迎えてくれるのは《ラーマ家東方三博士の礼拝》。 ピ
ラミッド型の頂点に聖母子を配した、安定した構図で、画面
右端に茶の衣を着て立っているのは、ボッティチェリの自画
像だと言われています。
 
サンドロ・ボッティチェリ《聖母子(書物の聖母)》
イメージ 4
 
そして、今回の目玉は《聖母子(書物の聖母)》です 伏し
目がちにイエスを見つめる聖母。その衣の青色には、ラピ
ラズリが使われていて、驚くほど色彩は鮮やかです。保
存状態といい、特段に美しかったですねぇ~ラブラブ!
 
サンドロ・ボッティチェリ《美しきシモネッタの肖像》
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《美しきシモネッタの肖像》は、当時“絶世の美女”と謳われ
たシモネッタ・ヴェスプッチを描いたもの。波打つ豊かな金
髪に レースを施した桃色の衣服は、《書物の聖母》の
好対照を成していましたよ。
 
サンドロ・ボッティチェリ《アペレスの誹謗(ラ・カルンニア)》
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展覧会開催が発表された後に、急遽、出品が決まったのが、
《アペレスの誹謗(ラ・カルンニア)》です。 古代ギリシ
ヤの画家アペレスが描いたものの 現存しない作品を、ボッ
ティチェリが復元しようと描いたものです。
 
フィリッビーノ・リッピ《幼児キリストを礼拝する聖母》
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さらにこの展覧会では、ボッティチェリの師フィリッポ・リッ
ピ、そしてリッピの息子でボッティチェリの弟子フィリッピー
ノ・リッピの作品も展示されています。特にフィリッピーノは
15世紀当時ボッティチェリよりも評価が高かったようです。
 
フィリッビーノリッピ《聖母子 洗礼者聖ヨハネと天使たち(コルシーニ家の円形画)
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期間:2016年1月16日(土) ~ 4月3日(日)
会場:東京都美術館
時間:9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)