世界的に権威ある文学賞・ブッカー賞受賞の英国のベストセ
ラー作家カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』をドラマ化。
この原作は2005年発表直後から話題になり、英国で100万部
を越えるなど、大ベストセラーとなった作品。 “特別な使命”を
抱え生きる3人の男女を演じるのは、綾瀬はるか、三浦春馬、
水川あさみ。 豪華キャストが贈る2016年一番の衝撃作
世間から隔離された施設・陽光学苑で「良質な」教育を与えら
れ育てられてきた恭子、友彦、美和。子供らしい生活、子供ら
しい教育を享受し、“普通の子供“ であったはずの彼らはある
日、生まれながらにある使命を与えられた “特別な子供” であ
ると教えられ、自分たちの「本当の運命」を知らされる…。 彼ら
に課された過酷な使命とは
いや~ 凄いドラマが放送されたもんですな。 今クール一番
の話題作、衝撃作ですよこれは “あななたちには、提供と
いう使命があります。” “あなたたちは、天使なのです。”と、子
供たちに宣言する『陽光学苑』校長・神川恵美子(麻生祐未)。
その姿には、空恐ろしさを感じずにはいられません。彼らは…
他人に臓器や、体の一部を“提供”するためだけに作られたク
ローン人間なのです
養育施設(『陽光学苑』)で育てられた後、仲間の介護人に、そ
してその後は臓器提供者になって、やがては死んでいく運命。
こんな過酷な人生ってあっていいのでしょうか 果たして、彼
らの“生まれてきた意味、生きる意味”とは何なんでしょうね~。
ある者はつかの間の性の享楽に溺れ、またある者はクローン
の人権解放運動に身を捧げ、そして運命に抗うことなく1日で
も長生きしたいと願う者…。
このドラマでは、NHK大河の「八重の桜」の時と同じように、主
演・綾瀬はるかの幼少期を、鈴木梨央ちゃんが演じています。
このパターンは今後の映画やドラマでもちょくちょく観られそう
ですね。1月29日放送の第3話からは青年期がスタートい
よいよ、綾瀬はるか×三浦春馬×水川あさみの三つ巴が、始
まり、愛情、友情、絶望、希望…生と愛が絡み合います。
果たして、どんな結末が待っているんでしょうかね怖いもの
観たさで、このドラマはついつい最後まで観てしまいますな
金曜ドラマ「わたしを離さないで」(2016年1月15日~)
原作 カズオ・イシグロ 『わたしを離さないで』 (早川文庫)
演出 吉田 健、山本剛義、平川雄一朗
製作 渡瀬暁彦、飯田和孝
脚本 森下佳子
音楽 ジュリア・ショートリード 『Never Let Me Go』
出演 綾瀬はるか (保科恭子)
三浦春馬 (土井友彦)
水川あさみ (酒井美和)
鈴木梨央 (保科恭子・幼少期)
中井ノエミ (真実)
馬場園梓 (珠世)
伊藤 歩 (堀江龍子)
甲本雅裕 (山崎次郎)
真飛 聖 (マダム)
麻生祐未 (神川恵美子)