壁や地形を活かし、走る・跳ぶ・登るなどの超人的なスタント・アクション“パルクール”を採り入れたリュック・ベッソン脚本・製作の「アルティメット」を、ベッソン自ら脚本を手がけてハリウッド・リメイクしたクライム・アクション。出演は、これが最後の主演作となってしまったポール・ウォーカーと、オリジナル版にも主演した“パルクール”の創始者ダヴィッド・ベル。監督はベッソン作品で編集を手がけ、これが長編監督デビューのカミーユ・ドゥラマーレ。
2018年のアメリカ・デトロイト。郊外には 高い壁で隔離された犯罪地区、通称“ブリックマンション”があった。そこは廃墟ビルが林立し、暴力とドラッグがはびこる無法地帯。ある日、腕利きの潜入捜査官ダミアンが、このブリックマンションに送り込まれることに。目的は、ブリックマンションのボス・トレメインによって盗まれ、起動された中性子爆弾の爆発を阻止すること。タイムリミットは わずか10時間。驚異的な身体能力を持つ 地元の無鉄砲男リノを案内役に、いざブリックマンションへと足を踏み入れるダミアンだったが…。
映画から日常の話題に切り替えて、2つの記事をアップしましたが、ハリスツイードの方はさっぱり…💦 ということで、また 映画に 戻します ジェイソン・ステイサムと ヴィン・ディーゼルときたので、ここはヴィンの永遠の相棒ポール・ウォーカーにご登場していただきましょう。ご存知のように 2013年12月に自動車事故で惜しくも亡くなってしまいました。「ワイルド・スピード SKY MISSION」の撮影途中だったので、この「フルスロットル」がフル主演としては、最期の作品となってしまいました
私は、リメイク前の「アルティメット」を観てはいないので、そこそこ楽しめましたが、評判はどうだったのでしょうか。パルクールは、2001年の「YAMAKASI/ヤマカシ」以来だったので、衝撃的ではありますわな。そして何よりも遺作となってしまった故ポール・ウォーカー…エンドロールで、〔ポール・ウォーカーの思い出に捧ぐ〕の文字と写真が出て、やっぱり目頭が熱くなりました。ご冥福を お祈りいたします🙏
「フルスロットル」(2014年)
監督 カミーユ・ドゥラマーレ
製作 クロード・レジェ、ジョナサン・ヴァンガー、マット・アルヴァレス、ロミュアルド・ドゥロー
脚本 リュック・ベッソン、ビビ・ナセリ
撮影 クリストフ・コレット
音楽 マルク・ベル
出演 ポール・ウォーカー (ダミアン・コリアー)
ダヴィッド・ベル (リノ・デュプリー)
カタリーナ・ドゥニ (ローラ)
RZA (トレメイン・アレクサンダー)
ガウチー・ボーイ (K2)
アイーシャ・イッサ (レイザー)
カルタ・ロタ (ジョージ・ザ・グリーク)
リチャード・ジーマン(レノ)
ロバート・メイレット(イエティ)
ブルース・ラムゼイ (市長)