「アーティスト」(2011年) | きまぐれWalker2

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2019年より Amebaブログにやってきました
それ以前はYahoo!ブログでやっておりました
気づけば17年、時間だけは長くやってますな

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フランスで人気のスパイ・コメディ「OSS 117」シリーズのミシ
ェル・アザナヴィシウス監督と主演のジャン・デュジャルダンの
コンビが ハリウッド黄金期を舞台に白黒&サイレントのスタ
ルで描き、見事2011年のアカデミー賞作品賞に輝いた異
ラブラブロマンティック・ストーリー。 共演は、ベレニス・ベジョ。 また、
中で主人公のチャーミングな愛犬を演じたタレント犬アギー
の名演も大きな話題となった。
 
1927年、ハリウッド。サイレント映画の大スター、ジョージ・ヴァ
レンティンは彼に憧れる女優の卵ペピーと出会い、自身の主
演作でエキストラの役を手にした彼女に優しくアドバイスをお
る。そんな中、時代はセリフのあるトーキー映画へと大きく
っていく。しかしジージは自分は芸術家だと主張してサイ
ント映画に固執、瞬く間にスターの座から滑り落ちることに。
んなジョージとは対照的に時代の波に乗てスターの階段
駆け上っていくペピーだったが…。
 
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2011年度のアカデミー賞で10部門にノミネートされて、作品賞、
演男優賞、監督賞、作曲賞、衣装デザイン賞の計5部門を
賞した作品です。 往年の大スターと無名の新人女優との
ンスという展開は王道。 そして、 トーキー(発声映画)に押
されて、消えゆく運命にあったサイレント(無声映画)へのオマ
ジュ感もたっぷりビックリマーク さらに特筆すべきは、 これがフランス映
画だということ。 本来、この仕事をしなければいけなかたハリ
ッドの映画人は相当悔しい思いをしたことでしょう。
 
ただねぇ~アカデミー主要5部門受賞作品ともなると、こちらも
期待が膨らみます。その分、物足りない感じも否めないんです
よね…。作品、作曲、衣装デザイン賞はいいとして、主演男優、
監督賞は誉めすぎのような気はしますね。 何作も何作もノミ
ネートされても賞に縁がない人もいれば、この作品のミシェル・
ザナヴィシウスや ジャン・デュジャルダンのように、ほとんど
無名の初出しでいきなり受賞する人もいる。 賞とは、本当に非
情で冷酷なものです。
 
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「アーティスト」(2011年)
監督 ミシェル・アザナヴィシウス
製作 トマ・ラングマン
脚本 ミシェル・アザナヴィシウス
撮影 ギョーム・シフマン
衣装 マーク・ブリッジス
音楽 ルドヴィック・ブルース
出演 ジャン・デュジャルダン  (ジョージ・ヴァレンティン)
    ベレニス・ベジョ      (ペピー・ミラー:新人女優)
    ジョン・グッドマン      (アル・ジマー:社長)
    ジェームズ・クロムウェル (クリフトン:運転手)
    ペネロープ・アン・ミラー  (ドリス・ヴァレンティン)
    ミッシー・パイル      (コンスタンス:女優)
    マルコム・マクダウェル  (執事:エキストラ)
    アギー            (ジャック:愛犬)
 
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アカデミー監督賞受賞作品の歴史(2003年~)
  2012年(85回)アン・リー 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
  2013年(86回)アルフォンソ・キュアロン 『ゼロ・グラビティ』
☆は鑑賞済み、★はブログアップ済み、無印は未見。