一度はホームレスになるなど、過酷な少年時代を過ごしながらも、
ある家族との出会いによって自らの才能を開花させ、ドラフト1巡
目指名でNFLデビューを飾ったマイケル・オアー選手の感動の実
話をサンドラ・ブロック主演で映画化。 原作はマイケル・ルイスの
ベストセラー・ノンフィクション。 共演はカントリー歌手のティム・マ
ッグロウと「僕らのミライへ逆回転」のクィントン・アーロン。監督は
「オールド・ルーキー」のジョン・リー・ハンコック。
夫と娘、息子の4人で幸せに暮らす裕福な白人家庭の夫人リー・
アン。 彼女はある凍てつくような真冬の夜、ひとり寂しく薄着で歩
いている巨漢の黒人少年に目を止め 声をかける。そして、マイケ
ルと名乗るその少年を自宅へ招き入れる。 マイケルは父親の顔
も知らずに育ち、母親とは引き離され、住む場所や学校も転々と
する劣悪な境遇に置かれていた。 マイケルに自分の部屋と教育
の場を与え、学校ではアメフトの才能が開花するのだが…。
まさに“絵に描いたような”感動的な実話 人種差別が色濃く残
る南部で起こったことなので、なお更素晴らしいことなのですね
この作品でアカデミー主演女優賞を受賞したサンドラ・ブロックは、
ブルネットの髪を金髪に染めて、主人公リー・アンを熱演。さすが
オスカー女優ですね また、カントリー歌手だという旦那・ショー
ンを演じたティム・マッグロウ、娘役のリリー・コリンズ、息子SJを
演じたジェイ・ヘッドと、なんかみんないい家族だね~
最後のエンドロールに実際のテューイ家と、マイケル・オアー本人
が登場してるのもなかなか良いね リー・アンご本人も、本当に
底抜けに明るい肝っ玉母さんって感じだし、見るからに幸せ家族。
ボルチモア・レイブンズにドラフトされたオアーも、2012年にスーパ
ーボウルで優勝するなど活躍中でホッとします ただし、放題が
いただけませんね…。『THE BLIND SIDE』という原題の方が洒落
ています (アメリカン・フットボールではクォーターバッグから見
た死角、右サイドのこと)
「しあわせの隠れ場所」(2009年)
監督 ジョン・リー・ハンコック
製作 ギル・ネッター、アンドリュー・A・コソーヴ、ブロデリック・ジョンソン
原作 マイケル・ルイス
脚本 ジョン・リー・ハンコック
撮影 アラー・キヴィロ
音楽 カーター・ハーヴィル
出演 サンドラ・ブロック (リー・アン・テューイ)
クィントン・アーロン (マイケル・オアー)
ティム・マッグロウ (ショーン・テューイ)
リリー・コリンズ (コリンズ・テューイ)
ジェイ・ヘッド (S・J・テューイ)
レイ・マッキノン (バート・コットン)
キャシー・ベイツ (スー夫人)
アカデミー主演女優賞受賞作品の歴史(2001年~)
★2001年(74回)ハル・ベリー 『チョコレート』
★2002年(75回)ニコール・キッドマン 『めぐりあう時間たち』
★2003年(76回)シャーリーズ・セロン 『モンスター』
★2004年(77回)ヒラリー・スワンク 『ミリオンダラー・ベイビー』
★2005年(78回)リース・ウィザースプーン 『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』
★2006年(79回)ヘレン・ミレン 『クィーン』
★2007年(80回)マリオン・コティヤール 『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』
★2008年(81回)ケイト・ウィンスレット 『愛を読むひと』
★2009年(82回)サンドラ・ブロック 『しあわせの隠れ場所』
★2002年(75回)ニコール・キッドマン 『めぐりあう時間たち』
★2003年(76回)シャーリーズ・セロン 『モンスター』
★2004年(77回)ヒラリー・スワンク 『ミリオンダラー・ベイビー』
★2005年(78回)リース・ウィザースプーン 『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』
★2006年(79回)ヘレン・ミレン 『クィーン』
★2007年(80回)マリオン・コティヤール 『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』
★2008年(81回)ケイト・ウィンスレット 『愛を読むひと』
★2009年(82回)サンドラ・ブロック 『しあわせの隠れ場所』
★2010年(83回)ナタリー・ポートマン 『ブラック・スワン』
☆2011年(84回)メルル・ストリープ 『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』
2012年(85回)ジェニファー・ローレンス 『世界にひとつのプレイブック』
☆は鑑賞済み、★はブログアップ済み、無印は未見。