『ボストン美術館展』名画のフルコースをどうぞ!② | きまぐれWalker2

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2019年より Amebaブログにやってきました
それ以前はYahoo!ブログでやっておりました
気づけば17年、時間だけは長くやってますな

前回からの引き続きで、『ボストン美術館展』第2回は、各
作品のご紹介で~す♪

まずは宗教画から! エル・グレコの《祈る聖ドミニクス》。
人物を引き伸ばし、強い明暗の中でその内面までも描き出す
スタイルは、晩年のこの作品でも顕著。後ろからの強い光が
ありながら全体的に暗く、ドミニコ会の創設者が十字架を前
にして苦悶する姿が描かれています。

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お次はジャン=フランソワ・ミレーの《馬鈴薯植え》。《晩 鐘》《落穂拾い》と並ぶ重要な大作で、ともにパリ万国博覧 会の一等賞をミレーにもたらした。春の新緑の中、作業に勤 しむ夫婦の調和した動きが緻密に描かれており、籠の中の赤 ん坊は豊穣と新たな世代の誕生を示唆しています。
 
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そして、クロード・モネの《アルジャントゥイの自宅の庭の カミ―ユ・モネと子ども》。この作品が描かれた数年後に32 歳の若さで亡くなった妻カミーユと、子どもが描かれており、 画家一家の穏やかな日常が垣間見られる。一筆一筆原色を並 べる、独自の技法を獲得していったモネ30代の代表作です。
 
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チケット&ポスターの図柄にもなっているフィンセント・フ ァン・ゴッホの《オーヴェールの家々》。日本の浮世絵にも 影響を受けたとされる鮮やかな色面と強い輪郭線、うねるよ うな筆触が特徴的。この作品は、没年に制作された渾身の作。 屋根の茅葺きやタイル、雲や木々が絵の具の質感を生かす形 で描き分けられています。
 
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最後は、ピエール・オーギュスト・ルノワールの《日傘をさ した女性と子ども》。モネらとともに、「印象派展」に参加 していた頃に制作された。丘でくつろぐ女性と子どもの上の 光と影が明暗ではなく、色彩によって表現されています。
 
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会期は、6月20(日)まで。