楽優弥と､「わたしのグランパ」の石原さとみ主演で映画化した青春
群像劇。監督は、「トリック」「ケイゾク」「明日の記憶」の堤幸彦。
手首を切ってしまい病院にやって来た女子高生の笑美子(ワラ)は、
屋上のフェンスを乗り越えようとする。 そこに現われたのは入院患
者の井出埜辰耶（ディノ）。 自殺を心配したディノは､ワラの手首の
包帯をフェンスに巻き付けた。それを見て､ふっと心が軽くなったワ
ラ。 心の傷も包帯を巻くことによって癒されると知ったワラ、タンシ
オ（ワラの親友）、ギモ（メル友）らは“包帯クラブ”を発足させる…。
封切りしたにもかかわらず､ほとんどの映画館が３週間で上映終
了となってしまったんだそうです…。 そのため、興行収入も１．５
億円程度だったようです。 しかし、内容的には評価が高く、2007
年度のブルーリボン賞では邦画ベストテン入りしています！
原作も『永遠の仔』の天童荒太だし、監督も「トリック」「ケイゾク」
などの堤幸彦。主役も実力派の若手、柳楽優弥＆石原さとみで
すからねぇ！確かプロデューサーもＴＢＳの「王様のブランチ」の
人じゃなかった？番組でも相当宣伝してたような…。原作、監督、
役者がそろった良作でした！何故、３週間という短期の上映だっ
たのでしょうか？何らかの事情があったのかなぁ～？？？
「包帯クラブ」(2007年)
監督 堤 幸彦
脚本 森下佳子
原作 天童荒太 『包帯クラブ』 （筑摩書房）
製作 中野匡人
出演 柳楽優弥 （ディノ：井出埜辰耶）
石原さとみ （ワラ：騎馬笑美子）
貫地谷しほり （タンシオ：丹沢志緒美）
田中 圭 （ギモ：柳元紳一）
関めぐみ （テンポ：本肴阿花里）
佐藤千亜妃 （リスキ：芹沢律希）
風吹ジュン （テンポの母）
原田美枝子 （ワラの母）
