「ラヴェンダーの咲く庭で」(2004年) | きまぐれWalker2

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初老を迎え 平穏に暮らしていた2人の姉妹が、突然現われた異国の若者を前にして、思いがけない感情の揺れに戸惑いながらも心をときめかせていく恋と老いをめぐる切なくも美しい大人の物語。主演は2人のオスカー女優「恋におちたシイクスピア」のジディ・デンチと「ハリー・ポッター」シリーズのマギー・スミス。

1936年、イギリスのコーンウォール地方。初老の姉妹ジャネットとアーシュラは、美しい自然に囲まれながら穏やかな日々を送っていた。そんなある日、嵐の去った浜辺に 一人の青年が打ち上げられているのを発見した姉妹は彼を自宅へ連れ帰り看病する。なかでも妹のアーシュラは 忘れていた淡い感情が芽生えてくるのを抑えきれなくなっていく。

2人のアカデミー女優、ジュディ・デンチとマギー・スミスの演技は申し分なし!イギリス・コーンウォール地方の美しい自然や 当時のファッション、車、など 風物との相性も良く、安心して見ていられますが、謎の青年の生い立ち(なぜ ヴァイオリンがあんなに上手いのか?)とか、姉と妹の過去 (もしかして、同じ男の人を好きだった?)など、少々解説が不十分なところもあります。

そういえばこの映画の公開当時、実際にイギリスの浜辺で記憶を失った青年が発見され、あまりにもこの作品と似ていることが話題になりました。ピアノを弾かせると見事に弾いた、などという虚偽の報道もあり、「フランス人大道芸人」「チェコ人ピアニスト」といった噂が飛び交いましたが、結局心を病むドイツ人だったことが明らかになりましたが、当時はこの映画プロモーションか? というものまであったことを思い出しました。

「ラヴェンダーの咲く庭で」(2004年)
監督 チャールズ・ダンス
脚本 チャールズ・ダンス
原作 ウィリアム・J・ロック 『Ladies in Lavender』 (ワニブックス)
出演 ジュディ・デンチ        (アーシュラ)
    マギー・スミス         (ジャネット)
    ダニエル・ブリュール     (アンドレア)
    ナターシャ・マイケルホーン (オルガ)
    ミリアム・マーゴリーズ    (ドルカス)
    デヴィッド・ワーナー     (ミード医師)