「オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥ・ハー」のペドロ・アルモドバル監督が、2人の青年の過去から現在に至る壮絶な愛と裏切り、渦巻く欲望をスリリングに描いた半自伝的ドラマ。主演は「モーターサイクル・ダイアリーズ」のガエル・ガルシア・ベルナルと、「アナとオットー」のフェレ・マルティネス。
新進映画監督のエンリケは、若くして成功を収めていた。そんな彼のもとにある日、少年時代の親友イグナシオが訪ねてくる。彼の変貌ぶりに戸惑うエンリケだが、差し出された脚本の内容には次第に惹き込まれていく。そこには少年時代の秘められた純愛と神学校でのある“悲劇”が綴られていた。しかしイグナシオにはさらなる秘密があった。
「オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥ・ハー」のペドロ・アルモドバル監督が同性愛者ということは前から知っていましたが、ここまでとは!ということは、エンリケ=ペドロっていうこと?同じ同性愛を題材にしていますが、「ブロークバック・マウンテン」とは全然違う映画です。もう愛より欲望満載という感じでしょうか?
それにしても「モーターサイクル・ダイアリーズ」のガエル・ガルシア・ベルナルがよくこの仕事を受けましたねぇ。チェ・ゲバラを好演していた色男が自己の欲望のままに生きる若者を熱演! しかも女装、同性愛、殺人と、何でもありのこの役は、本人のキャリアにプラスになったんでしょうか?受けたからにはなったんでしょうね。その後「バベル」にも出てますからね…。
「バッド・エデュケーション」(2004年)
監督 ペドロ・アルモドバル
脚本 ペドロ・アルモドバル
音楽 アルベルト・イグレシアス
出演 ガエル・ガルシア・ベルナル(イグナシオ)
フェレ・マルティネス (エンリケ)
ハビエル・カマラ (パキート)
レオナール・ワトリング (モニカ)
ルイス・オマール (ベレングエル氏)
ダニエル・ヒメネス・カチョ(マノロ神父)