「シックス・センス」「アンブレイカブル」のM・ナイト・シャマラン監督が贈るミステリアス・ファンタジー・ストーリー。単調な毎日を送る平凡な男が、謎の美女との遭遇を境に、不可思議で危険な事態に巻き込まれていく。主演は「サイドウェイ」のポール・ジアマッティ、共演には「ヴィレッジ」のブライス・ダラス・ハワード。
ごく普通のアパートの管理人クリーブランド・ヒープは、廊下の掃除や電球の交換をするだけの単調な毎日を送っていた。ところがある晩、中庭のプールで謎めいた女性と遭遇する。彼女は『ナーフ』という水の精で、ある目的のため人間界にやって来たという。やがて、彼女が本来いた世界に戻ろうとすることを阻止しようとする恐ろしい怪物が現われて・・・。
神話や伝説が現代によみがえり、登場人物が実は物語の重要な位置を占めている、というシャマラン監督の得意な世界観を描いた映画ですが残念ながら成功とはいきませんでした。「シックス・センス」「アンブレイカブル」「サイン」…と、だんだんと作品のクォリティが下がってきてしまっているのが、気になります。一発屋とは言わないまでも、才能が枯渇してきたのでしょうか?
ストーリー(水の精)を助けるために、大奮闘するポール・ジアマッティも、無駄に動き回っている割には、ミスを連発し、展開がすごくもどかしいし、エンディングにも、なんのひねりもなかったし…。それに、シャマランが出すぎ!今までの作品にもカメオ出演がありましたが、今回は重要な役どころで、最後まで出ずっぱりです。監督が気になって、映画に集中できない!そんな感想でした。
「レディ・イン・ザ・ウォーター」(2006年)
監督 M・ナイト・シャマラン
脚本 M・ナイト・シャマラン
出演 ポール・ジアマッティ (クリーブランド・ヒープ)
ブライス・ダラス・ハワード(ストーリー)
フレディ・ロドリゲス (レジー)
ジェフリー・ライト (デュリー氏)
ボブ・バラバン (ハリー・ハーバー)
ビル・アーウィン (リーズ氏)
サリタ・チョウダリー (アナ・ラン)
M・ナイト・シャマラン (ビック・ラン)