フランスの気鋭監督、フランソワ・オゾンが彼の新旧のミューズ
である、シャーロット・ランプリングとリュディヴィーヌ・サニエを
主役に迎えて贈る、官能サスペンス「スイミング・プール」。
南仏プロヴァンスの美しい風景を舞台に、サニエの若く挑発的
な魅力と、ランプリングの成熟した大人の女の色香が競演して
います。個人的にはデ・パルマ監督の「ファム・ファタール」より、
こちらの方がお勧めの一作です。
女流作家サラは、出版社社長の勧めで南仏の彼の別荘を訪れ
る。そこは誰にも邪魔されずに執筆できる最適な場所のはずだ
った。しかし、仕事に取り掛かろうとした矢先、社長の娘ジュリー
が別荘に現れる。裸でプールを泳ぎ 毎晩男を連れ込むジュリー
にサラは苛立ちを隠せない。だがやがて、ジュリーの若さと妖艶
な振る舞いに刺激を受け、彼女をモデルに物語を書き始める…。
エンディングにはドンデン返しが用意されていますが、物語はそ
れぞれに解釈が分かれるところでしょう。それにしても、リュディ
ヴィーヌ・サニエの美しさには目がクギ付け(@_@;)それに対す
るベテラン女優 シャーロット・ランプリングも 熟女の魅力全開!
そういえば、「愛の嵐」という映画での彼女は衝撃的でしたね。
しかし、ヨーロッパ(特にフランス)の映画は“お洒落”ですねぇ!
美しい映像とミステリアスな音楽、そして全体に漂う独特な雰
囲気。嫌いじゃないです!
「スイミング・プール」(2003年)
監督 フランソワ・オゾン
脚本 フランソワ・オゾン
出演 シャーロット・ランプリング(サラ・モートン)
リュディヴィーヌ・サニエ (ジュリー)
チャールズ・ダンス (ジョン)
ジャン=マリー・ラムール (フランク)
マルク・ファヨール (マルセル)