14羽のサカツラガンとの出会い 初見初撮り | 小さな動物病院の老獣医の時々ブログ

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宝塚市にある動物病院で仕事の殆どは次世代に引き継ぎ、応援が必要な時だけ参加するという形で継続中。余剰時間はカメラを担いで野鳥観察や自然観察に興じています。所属する野鳥の会の会報誌や作品展への撮影画像の投稿も楽しみの一つです。

撮影日2023年12月25日

  鳥友さんからの情報でサカツラガン15羽が日本海に面する川に入ったとの連絡。当初の鳥見の予定を変更して現場へ急行。雪が心配でしたが、現地に近づいても路肩に少しある程度で走行には支障はありませんでした。鳥友さんの話では一度に入る数としては珍しいとのことでした。この鳥さんは以前に兵庫県の池に単独で入った所を撮影されています。

  順光にあたる右岸の河口を探していると川岸にへばりつく様にしているサカツラガンと思われる集団を発見。静かに近づくものの気が付かれて、幅のある川の真ん中まで移動されてしまいました。サカツラガンの特徴の顔と嘴の境にある白線を確認。間違いないようです。しばらくその場所でお昼寝したり、羽繕いやパタパタしたり。起きると予想通り、段々と向こう岸の方へ移動。可成り距離があります。

  ちょっと目をそらした隙に、その数が倍に。スコープで見ると増えた原因が分りました。マガンとヒシクイの混群です。図鑑等によれば、マガンやヒシクイの群れに混じって通常は単独で渡ってくるそうです。今回は特別に団体さんとして飛来した様です。

   飛翔を撮りたかったのですが、雲行きが悪くなり強風を伴う小粒の雨が降り出したので、残念ながら撤収しました。情報を下さった鳥友さんに感謝です。

 

サカツラガン 稀な冬鳥または旅鳥

分類 カモ目カモ科マガン属

英名 Swan Goose

漢字名 酒面雁

L 87cm