ベアスタ11

試合開始前の選手たちの様子。

今回キャプテンマークをつけたのは喜多靖。

マツさんもパッションもいない状態だと、喜多やっさんになるらしい。

(一時期本さんやヤスもつけていなかったっけ・・??)

天皇杯の名キャプテンぶりも記憶に新しいし、彼なら安心してまかせられるだろう。


なかなかいい感じじゃないか、今回も不思議と負ける気がしなかったが

のっけから不穏な動きに。

7分、高橋選手がゴールを決められてしまったが、

オフサイドじゃないかということでサポーターもスタッフも猛抗議。


そして数分後、明らかにハンドだった鳥栖選手にファールは認められず、

またもや植木さんと鬼コーチ(佐野さん・山岸さんどちらも)猛抗議。

私は声だし隊の一番左の列で応援していたが、

こういうサッカー専用スタジアムであるせいか、スタッフ・控え選手席もよく見えた。

改めて選手だけでなく、みんなで戦っているんだということを実感した。


ジャッジの良し悪しは素人なので判断が難しいが、

いつもとは違う空気に早くも守護神本田が前半からイライラ。

キックしようとする場面に突進する鳥栖選手に対し、キレかかりそうな場面があり

またもや「本さん、落ち着いて!!」を言うことになった。

いつもの守護神らしくない危うい場面もいくつかあり、明らかに集中力を欠いていた。

(この喜怒哀楽の激しい人間くささが本さんの魅力でもあったりするんだけど・・)


ちょうど一年前のベアスタ戦では、本さんは退場になり交替枠を使い切ったために

ヤスがGK代理をすることになったというエピソードがあったが・・

まさか今年もそんなことが起こるんじゃないかと本気で考えてしまったくらい危なかった。


ベアスタ12


しかし14分、熊林選手のFKがどんぴしゃで一発ゴール!!

あっという間に同点となった。

現地にいた私たちには、向こうのゴールの方でよく見えなかった上に

あまりにも瞬時に決まったので状態が飲み込めず、

10秒くらいたってから歓喜にわき、隣の皆さんとハイタッチしまくった。

自宅に帰ってからダイジェストで確認し、決定力のすごさに脱帽。

クマはすごいキッカーだというのを再認識した。


なかなか互角な感じで戦えてるのではないかしら。

さきほどの不穏な空気も忘れ、こりゃ絶対勝つわ!!と有頂天になり、後半戦へ。



ベアスタ13

しかしながら、J1昇格の可能性が残されている鳥栖の勢いはあなどれなかった。

54分に交替で入ってきたばかりの清水選手が1分後にいきなりゴールを決めてしまう。


それならと、61分に山崎会長に代わって、久々に暴れ馬・都倉賢が入ってきた。

どうもこの時は試合に見入ってしまいすぎたせいか、交替のタイミングがイマイチわからず

あとで録画で確認してやっとわかった。


このところなかなかゴールに恵まれず、試合出場もままならずで、

いろいろと辛い思いをしてきたとっくん。

とっくん、試合出場できてよかったねと思っていたら、

それ以上のサプライズが待っていたのだ・・!


64分、FK(CK?)のチャンスを得て、シマがコーナーからキック!

それがいい具合にとっくんのところへやってきて、

思わず私は



とっくん、ゴール決めて!!



鳥栖GKさん、見逃して!!(爆)




そう念じていたら、とっくんから押し込まれたボールが・・



鳥栖GKの手元をスルーし・・



ゴールネットを揺らす瞬間を・・見たのだ!!



トックンゴールキタ━━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━━!!

見たよ!!

私は生涯はじめての都倉賢のゴールを、この目で始終確認したよ!!



嬉しさのあまり、ゴール裏の席まで突っ走り、

胸をどんどん叩いて「ゴール決めました!!」と真っ先にサポーターに報告してくれたとっくん。

鳥栖が交替して瞬時にゴール決めたから「俺も!!」って気合が入ったんだろうね!

得意のヘッドで決めてくれました!!


マジ、嬉しいんだから!!
隣のサポさんがびっくりするくらい私も絶叫しちゃったんだから!!(爆)

どこへ行ってもとっくんのことはずっと応援するからね!!



しかしそう喜びにひたってばかりもいられない。

同点に追いついたあと、アキさんの代わりにサクが入り、涼くんのかわりにトリさんが入る。

その後、気合の入りすぎたヤスが鳥栖選手に激突し、イエローカードをもらってしまう。

ヤスのラフプレーは珍しいな・・。

鳥栖サポーターからは拍手が起こり、こちらとしては妙にイラッとする。

次回からは相手選手が警告されたとき拍手するのはなるだけやめよう・・。



そして・・録画でリプレイしてもとても悔しい瞬間が訪れる。


クマの危険なプレー(ハンド?)により、またもやイエローカードに。

しかし次の瞬間、ボールは鳥栖の船谷選手に瞬時に奪われ、

パスで回ってきたボールは廣瀬選手が落ち着いてシュートし、ゴール・・

本さんはオフサイドと思ったのだろうか?と思ったほどスルーされていた。


現地にいた当初は無駄なファールを犯したクマのせいにしていたが、

警告から間髪おかずに鳥栖が次のプレーに瞬時に移るのって許容範囲なんだろうか・・

こちらとしてはあまりにも失点したのが瞬時で状態が飲み込めなかったよ・・


でも冒頭のゴール判定も含め、終わったことは仕方ないのだ。

冷静に見ればこちらもけっこうラフプレーしてたし(汗)

それがサッカーだと思うしかないのだ。



そして4分のロスタイムが終了したらしい。

(私は腕時計を持たず、携帯と現地の時計に頼るので、何時なのか全くわからなかった)

負けたの・・??

あれほど戦ったにも関わらず、3-2となった結果に呆然とするしかなかった。


ベアスタ14

試合後、選手たちに向かって、一部のサポーターから「ふざけんな!!」という声がする。

当時は、そりゃ、試合は負けたし、怒りたいのもわかるけど、

終わったことは仕方ないじゃん・・と苦虫噛み潰していたが、

どうやら、録画でよく確認したところ、怒りの矛先は、

鳥栖選手と握手せず一目散に現場を去った本田GKに向かってのものらしい。

いつか湘南アウェイ戦で大敗したとき派手にペットボトルを蹴ったときの様子を思い出した。

あのときは自分が「ふざけんな!!」って怒ったような気がする(汗)


「下向くな!!前向いて歩け!!」という声も聞こえたが、

どうやらこれも本さんに向かってのセリフだったようだ・・

どうして、何故負けたんだという空気が漂っている中、

とっくんありがとう!というのが精一杯だった。

(見たかったなあ、勝利の感涙にむせぶとっくんの姿を・・

とっくんのおかげで勝ったよ!!って・・)


最後は都倉コールで締めたが、立ち席にいたサポーターのほとんどはその場を去らず、

サガン鳥栖の選手が完全にいなくなるまで呆然としてピッチを見つめていた。

コールリーダーは締めの言葉を言うまでに、かなりの時間を要したようだ。




得点の差だけでいえば、ザスパ草津は

J1昇格の切符を手に入れたいというサガン鳥栖の気迫に負けたのかもしれない。

ザスパはもうJ1昇格の切符から完全に遠ざかったが、昇格がかかってないと勝てないなんてことはない。

もっと勝ちたいと思う気持ちが欲しい。


あと録画を見ていえることは・・応援ならザスパ草津の方がホーム戦なみによく聞こえた。

自画自賛かもしれないが(汗)

スカパーを担当した解説者のサカクラゲンさんによると

「草津の方がいいサッカーをしている」

「鳥栖は自分たちのサッカーをさせてもらえていない」ということを言われていた。

ちなみにこの解説者さん、サガン鳥栖を担当するライターさんらしい。


次回はJ1確定しているサンフレッチェ広島戦ということで・・

昇格確定して安心しきっている広島の肝っ玉を凍らすくらいの勢いで戦ってほしい。




そしてあとで気づいたのだが、

3度目の失点で「得点者:廣瀬浩二」の文字を見て、最大の禁じ手を使ってしまった自分に反省。

恐るべきサガン鳥栖。」 の記事で彼の名前をうっかり出してしまったが、

試合前の記事に名前を出した相手選手は試合で確実に暴れるというジンクスはまだ続いていたらしい。

今後は気をつけます。



ということで、うっかり長くなってしまったが、この辺で。


ではでは。