これからアップ写真&試合レポです。

あの試合内容からして、またもや長いレポになってしまいましたがご容赦を。


選手アップ前

アップ前にやってきた選手たち。



アップ中


アップ中の選手たち。
第二クールのアウェイ甲府戦と同じく 、甲府サポーターの背後に大きな「♂」マークが。(どういう意味だろう)

明らかに前回のときより甲府サポーターの人口は高くなっていた。

ザスパサポーターは前回より人口密度が少なくなっているような気がしたのだが・・。


でも応援にはそんなの関係ねぇ!(←小島よしお風)

というわけで、強力な助っ人が登場!!

いつも正田スタで魂の叫びを聞かせてくれるスタジアムDJが登場し、ホームの空気を再現させてくれた。

本田選手のコールを歌っていたとき、後ろから素敵な美声が聞こえてくるなぁと思っていたら、

その声の持ち主がDJだったとは・・(感動)


正田スタではおなじみ選手コールがここで聞けるとはなんとも心強い。

8月に入団してまだキャッチコピーのない某選手にも、臨時でキャッチコピーがつけられサポーターが沸いた。

これはどうやら一夜限りのキャッチコピーのことで詳細はヒミツ。




メインスタンド席

メインスタンド席。第二クールの時と同じくほぼぎっしりお客さんが入っている。



この日は珍しく6時半キックオフ(厳密には18:33分)。

前半からしょっちゅうこちら側のゴール(本さんがいる方)に甲府選手が押しかけ、ほぼ甲府ペース。

特に最近加入してきたというFWのマラニョン選手がしょっちゅうこっちにしかけてくる。


最近甲府に加入してきたのは、どなただっけ?マラニョン選手と、サーレス選手。

ふたりとも20代前半のブラジル人FWらしい。

そのふたりを3トップで使っているのだからやっかいだ。

なんか湘南戦でも新入りブラジル人FWに得点入れられた嫌な記憶が・・それだけは避けたい。


何度かゴールに進出され「うわ~っ(泣)」なシーンが訪れたが、本田のナイスセーブとオフサイド判定に救われる。これがもし入ってたら今頃うちらはどんな顔してたのやら・・。

本さんは何度か起き上がれない時があり、本気で心配した。

そんな中よく堪えた。やっぱり本田は神だ。


それにしても、ペスンジンがボールを持っただけで甲府側からひどくブーイングが鳴る。

どうも相手チームからすれば彼はかなりうざい存在になっているらしい。

イエロー何枚もらったかわからないようなラフプレーもするけど、彼がいてこそ今のザスパがあるんだ。

スンジン、ドンマイ。



何度か危機を迎えつつもなんとか無得点で乗り越えた。

ザスパ得点チャンスはとっくん、マツさんのシュートがあったが、惜しいシュートに留まってしまった。


電光掲示板

これがゴール裏にあった電光掲示板。

スコア表とスタメン選手が同時に確認できて便利だ。

「15 キタ ヤ」とあるが、控えの北一真選手との区別なんだろうか。

ハーフタイムでは、この掲示板にくじの発表があったが、何も当たらず。


つづいて怒涛の後半戦に入る。(若干記憶が飛び飛びなので申し訳ない)

どうやらカードラッシュのこの試合、前半でチェソンヨン、後半でスンジンとコリアンスターに集中しイエローが飛ぶ。

そしてスンジンカード累積により時節出場停止決定・・(涙)

仕方ないよ、昨季ボトムスと呼ばれたチームがこれだけの順位に上がれるということは

何かを犠牲にしないと成り立たないということなのかもしれないし・・

でもスンジンさん、4回(多分)も出停になるとはいくらなんでも多すぎ。

正田スタのサイン会の常連になりそうな予感が・・(苦笑)


そしてなんと!後半でソンヨンが二枚目のカードを出され、退場に!

にわかに殺気立つサポーター。

そして60分、どういうことかテラさんが警告を受け、即PKに。同時にとっくんは山崎渡に交替。



緊張・・ひたすら神に祈るのみ。



結局甲府のマラニョンが落ち着いてPKキックを決めた。

だってPKだもの、こればっかりはしょうがない・・


ゴールに喜び地鳴りのような歓声を上げる甲府サポーターの様子は

暗闇に浮かび上がる赤と青の大きな怪物に見えた。

そして私はまるでリアルで崖っぷちに立たされたかのようにえもいわれぬ恐怖を覚えていた。


その中で頼りになるのはコールリーダーの励ましと一緒に応援しているザスパサポーターの皆の歓声。

こんなんでびびってちゃサポーターはやってられないよね。

決して試合が終わるまであきらめるな。



そして本当に崖っぷちに立たされたことで、ようやくザスパ側にまわってきた兆しを迎える。

68分、パスが相手GKの手中に収まろうとしたところ、運よく相手GKがもたもたしボールをキャッチできず。

それを見逃さなかったのは後藤涼くんだった。

すかさず奪い、ドリブルし、シュート、




ゴーーーーール!!




堰を切ったように喜びに沸くザスパ草津サポーター。

すぐに後藤涼コールが歌われたが、感激のあまり立ちすくんで声が出せなかった。

絶望しかけた中ゴールを決めてくれたこと、

アウェイ試合のゴールが久々に見れたこと(※8/17の横浜FC戦のヤスの前半0分のゴール以来)、

涼くんのゴールはこれで2ケタになったこと、

そしてまるで第二クール湘南戦のヤスのゴールのような鮮やかなハンターゴールだったのもあり

いろんな思いが炸裂したのかもしれない。




しかしそんな喜びはつかの間、

72分、今度はなんとテラさんが2枚目のカードだという!!

そしてテラさん退場決定!!!

!?審判さんカード出しすぎよ!!??(ちなみに主審:田辺宏司さんというらしい)

この時点でザスパ草津はなんと2人も退場者を出し9人に・・アリエナイ。


過剰なカードラッシュに再び殺気立つサポーター。

本当に崖っぷちから突き落とされそうな恐怖感が蘇る。


そして涼くんが尾本選手と交替した1分後、林選手からまたもやゴールを入れられてしまう。

またもや地鳴りのような歓声をとどろかせる怪物ヴァンフォーレ。

(↑すみません・・私には当時を再現するとどうしてもこういう比喩しか使えないのですよ)

背後には満月も輝き余計に不吉な空気が。

窮地に陥った私たちは秘密兵器「ラスハル」を使った。(注:試合前&追い上げられているときに歌うチャント)



しかしこんな中、私は先輩サポーターから教えられたある伝説を思い出す。

4年前、天皇杯で横浜Fマリノスに勝利した「ザスパ草津物語」・・。

2人の退場者を出しながらも、依田選手の追加点で奇跡の勝利を決めたのだ。

しかも相手は強豪・横浜Fマリノスという、まさしく「ジャイアント・キリング」といえる奇跡。

それがJFLからJ2に昇格する年におきたのだ。


そんなザスパ草津が奇跡をおこせないはずなどないのだ。


そのとおり、チャンスはついに訪れた。

80分、さんざんザスパDF陣を退場に陥れたFWマラニョンが交替で下がったのだ。

そしてその1分後、シマのフリーキックに反応し、ヘディングでゴールに押し込んだのは!



なんと!


何と!!


あのオモティ!!!



ゴーーーーール!!



再びザスパ側は歓喜の嵐に!!

いや~、後から交替した尾本敬がゴール決めるとは思わなかった。(ごめんオモティ)とても嬉しい!!



シマさんはトリさんと交替。

サーレスの恐ろしいシュートも脅威の本田神セーブで切り抜けた。

その後4分の長すぎるロスタイムが続くが、得点のチャンスはあったものの入らず。



というわけで、追加点は入らなかったものの、

9人になったハンデがあったにも関わらず引き分けで試合終了することができた!!

ふあ~~~、良かったぁ!!

勝ちきれず悔しい気持ちはあるけれど、負けないでよかった・・・



試合後2

この状況で負けずに最後まで戦った選手たちに、私たちは惜しみない拍手で迎えた。



試合後1

選手達に笑顔はなかったが、決してうつむいてはいなかった。



試合後3

私たちは「俺たちがついているからな」を歌いながら去り行く選手たちを見送った。



あの日から時間がたってこの文章を書いているが、

当時はなんと心臓に悪い試合だ、次回からアウェイ戦を控えようかと思ったくらい気力を奪われた試合だった。

しかし今になるほど、この場所にいた意味は十分にあったのだと実感した。


2人の選手の出場停止を取り消させる権利はもてず悔しいが、

応援で励ますことで得点のきっかけを作ることはできる。

その中の一人になれただけでもよかったではないか。


さあ、次の試合のことは明日以降考えよう。

今日までは、十分に頑張ったと選手たちをたたえよう。



本当に長いレポ、ここまで読んでくださりありがとうございました。