あらすじ

 

アカデミー賞の受賞経験もあるアン・リー監督によるウィル・スミス主演のアクション・スリラー超大作。引退した暗殺者(スミス)は逃亡生活を強いられることに。なんと若かりし日の自分のクローンに命を狙われているのだった。下記URLより。

 

 

 

一言感想

 

科学の進歩がすごい

すいません最初にいいます。ぶっちゃけお話は面白くありませんでした……

 

超凄腕スナイパーの暗殺者のウィルスミス。最後の獲物で頭を狙ったのに弾はそれて首に命中。それでも難しい狙撃を成功させた事へ仲間は絶賛を送るのですが、己の老いを痛感したウィルは引退を決意します。

で、実は今までウィルが暗殺してたのはテロとか企んでる悪い奴!!という名目だったのですが、全然悪人ではない人たちも標的になってたことが引退後に昔の仲間から知らされます。なんでそんなことに?と、その情報をくれたユーリとやらに会いに行くことを決意するウィル。

そんでもって自分を監視しボート貸しの受付アルバイトに扮していたアメリカ国防情報局DIAのヒロイン菅野美穂(吹き替え担当:上手くない。声優使え。菅野美穂は好き)の正体をあっさり見抜きます。

しかしその夜なに者かの襲撃を受け、菅野とウィルは共に逃亡。昔組んでいた仲間も情報をくれた男も殺されます。

 

この映画の悪役ヴェリスは極秘部隊ジェミニを率いていて、DIAのお得意さん。ジェミニはお金で拷問誘拐暗殺と全て請け負う極悪軍団。ウィルが殺した無実の人はヴェリスがDIAに暗殺を頼んだ…ということでDIAもジェミニもそれがバレるとまずいのでウィルを殺したいという展開。

ヴェリスはドSサイコパスで海兵隊でウィルと一緒だったらしいのですが、水が苦手なウィルを縛り海に落として力尽きるまで泳がせて自分への忠誠と恐怖を植え付けようとしたとんでも人間。そういった因縁があるわけですが…なんだかイマイチパンチがないっていうか……。

 

昔馴染みのバロン(終盤までウィルご一行と行動を共にするが、敵に車ごと爆撃されあっさり退場。悲しい)に助けてもらい逃亡をしますが、隠れ家はあっさり見つかります。

んでそこに来るのが若きウィル。ウィルクローンです。

ヴェリスはウィルをとんでもなく高評価していて、すごい強い!こいつすごい!こいつで軍隊つくれば最強じゃね!?と小学生みたいな考えでウィルのクローンをつくりました。なんと世界初の人間クローンだとか。ウィル自身も言っていたのですが、他にクローンつくってみた方がいい人いくらでもいるだろ。と……

 

で、ウィルのクローンをつくり自分の養子として迎えて過去にウィルにしたように厳しく暗殺者として育て…パパとか呼ばせてます。まあ息子として育ててるし…でもなんかキモ……うん……

 

そして最終段階とばかりにオリジナルウィルの暗殺を指令。

でも、クローンってことは秘密なので標的の顔写真だけ見せてウィルクローンを送り込みます。

この二人の戦闘能力の違いが面白かったですね~銃器を使った遠距離戦だとオリジナルがやはり経験がある分、クローンを圧倒します。ただ接近して直接の殴り合いになるとクローンが若く強い分オリジナルは押し負けるんですよね。なるほどなあと思いました。

 

そして科学すごい!と思ったのが、このウィルの若きクローンをCGで表現しているというところ。ウィルスミス本人が演じ、顔面はCGで表現しているそう。それが全然違和感なくて、CGにも見えないし本当に映像技術の進歩ってすごいなあと思いました。

 

技術はすごいし設定も面白いのに、脚本がほんとあかん映画でした。もったいない……あまり評価もよくなかったそうですが、でしょうね…と思います。

 

最初の接触で、菅野とウィルは暗殺者を見て「あれ?俺(ウィル)にそっくりじゃね?」ということに気が付きます。

声優さんも同じなんですがウィルクローンの方の声があんま顔面にマッチしてなかったかな……菅野さんの声も違和感あったしほんと吹き替えラブとしては吹き替え部分も残念な映画でした。

まあそこは置いといて。

 

菅野はあまりに似てる二人に違和感を感じ、クローンが残した血液とウィルの血液でDNA検査を行います。

結果完璧に一致。二人は同一人物。クローンであると判明します。勘がよすぎんか?

 

さらに情報筋のロシア人ユーリと接触し、「うん。君のクローンいるよ」と話を聞きます。ウィルが殺害した無実の人はそのクローン開発に関係していた科学者だったと。クローン量産技術などの天才的発案があったそう。しかし科学者はヴェリスと衝突し逃げようとしたために殺された……らしい。

この情報を教えてくれるユーリのキャラがよかったので、彼の映画が見たいナ~とか思いました。

 

そこからウィルは自身のクローンと接触して、「お前クローンだよ」「んなわけあるかい」「いやほんと。ヴァリスはアホでクズ」という事を打ち明けてクローンの説得にかかります。

 

ちなみにこの接触はウィルがDIAのお偉いさんを脅して、クローンをこちらに来るように要望を出したんですけどクローンに真実バレてややこしくなるかも~とかは思わなかったのかな…

なんというか全体的に敵が安直でアホなんですよね……

 

クローンはヴァリスに会いに行き、「だましたなー!」と怒りをあらわにしますが「パパはお前を愛してる」の言葉に涙を流します。

こりゃほだされちゃったかしら…と思ったら、クローンはオリジナルに蜂の毒を撃ちこみ(ウィルには蜂の毒でショックを起こす体質)己のオリジナルだという事を確認します。そして「俺を信じるか?」と……パパの愛は信じられなかった模様。

あとここで、主人公ご一行の位置がずっと敵にバレてて「なんでだろ~?」って思ってたのがウィルの体に発信機が埋め込まれてたせいだと判明。おい。凄腕暗殺者じゃなかったんかーい。なぜ気が付かん。

 

あとウィルがクローンを説得する話も、自分が悪夢を見る話とか体質とか好きなものとか。そういうの同じでしょ?っていう切り口なんだけど、クローンって言っても養子に迎えて育てられたというなら性格やいろんな部分に齟齬が出るのでは?

そもそもウィルが超すごいスナイパー暗殺者だとして、クローンも訓練したら超すごくなるぜ!という事はあるんだろうか……

で、結局クローンはヴァリスを見限り、殺そうとしますがお前は手を汚すなとオリジナルがゆうゆう出てきたヴァリスをズバンと一発(なんで出てきた)(手を汚すなとか言ってるけどすでに人は殺してるっぽいが……)。

あとクローンは実は一体ではなかったらしく、ここらでもう一人出てきます。その子もウィルのクローンですが恐怖という感情も痛みも感じない完璧な兵士。だとか。ヴァリスが育てていたクローンは、まあ試作品なので普通の人間としての感情があるんでしょうね。で、そこから感情排除のクローンを生み出せるようになったと。すごいね!

でもそれ、ウィルである必要あるか?っていう。ウィルの強さはやっぱ色んな経験とかそういうものがつくってると思うんですよ、なのにそういうの一切排除してクローンつくって…意味ある?身体能力がバカすごいのか?もっとすごいやついるんじゃね?とか…思ってしまう。

 

オリジナルとクローンのあーだこーだをもっと楽しみたかったのですが、クローンも聞き訳がよく、すぐに「なるほど僕クローン!ヴァリスはクソ!」って方向転換してしまうし。クローン研究はヴァリス死んで即破綻するし……

菅野はなんか…色々役に立ってるけどあまり居なくてもいいよなこのキャラ…感強いし…

ほんと脚本が残念でした……題目的にけっこう壮大な気がするんですけど、なんかこじんまりしてる感じがな~ウィルの出演料とCGにお金かけすぎたのかもしれない。

 

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