私達 消費生活運営協議会では SDGsの目標目標達成のために12番の「つくる責任
使う責任」の中で 消費者に出来ることは?と模索しています。
効率よく利益を出すことを目的とした採卵鶏のゲージ飼育など狭い囲いでの飼育は
豚・鶏 の畜産動物にも及ぶと 取材に基づいた朝日新聞GLOBEの記事で知り、
「つくる責任・使う責任」の一つでは?と考えました。
記事にあった「アニマルウェルフェア」という考えについて 執筆された朝日新聞
GLOBE記者の大牟田透さんに「アニマルウェルフェア」の日本の現状、世界の動き
などについて ご講演いただきました。
アニマルウェルフェア(動物福祉)とは
ペットから動物園・畜産動物などの動物を出来るだけストレスなく飼育する環境
を整える国際基準。
食卓にのぼる動物たち・日本の現状
日本の飼育環境には 目や耳を覆いたくなるほどの過酷な現状があります。
なぜアニマルウェルフェアは 食の安全に繋がるのか?
過酷な飼育環境の中で 動物たちにかなりのストレスが係っています。
講演をお願いした わたし達も改めて動物の命を頂いていることに 思いをはせな
ければと考えさせられる講演会でした。
参加された皆さんから
◇20代酪農家・動物福祉の考えに基づいた飼育をしているが 迷うこともある。講演
を聞いて海外では 大きく動いているとを知ることができとても学びになった。
◇30代~80代の方から
・日本の畜産動物に対する動物福祉の考えが 世界から遅れている現状に驚きさまざ
まなお話から 動物の健康生命維持が人間にも強く係わっていることを知ることがで
きました。有意義なお話でした。(多数)
・アニマルウェルフェア飼育は 大切な命を大切に育て有難く頂くことに 少しの
対価が生まれる。適正価格の自己負担は安心・安全を考える上で大切なこととのお話で
した。これまで 少し高いけれど安心・安全な商品を選んできたくらしに確信が持てま
した。
等の 感想をいただきました。
アニマルウェルフェアの国際基準を満たしたものには アニマルウェルフェア畜産
協会認定のロゴマークが付いています。
アニマルウェルフェア飼育をしている生産者の思いが続くよう対価を理解し 認定マ
ークの付いた食品を選び応援したいと改めて思いました。
アニマルウェルフェアの原型は イギリスの「消費者運動」が生み出したものとの
お話しには これまでは知らずに過ごしていたのでドキリとしました。物価が
上がり価格が 気になりますが安全性や将来性を考えると 気付いた今から行動せね
ばと思います。2023年3月のSDGsの講演会で学んだ「安けりゃいいは もう古い!」
も 思い出しました。(だより・ブログは2023年5月配信)
詳しい内容は「まちだ消費生活センターだより5月号」に掲載しました。
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是非参考になさって下さい