一月七日の朝、気付く。
七草というと、無病息災を祈る、または暴飲暴食した胃を休めるなどの意味合いで、七草粥を食べるというのが一般的なのかな。
が、鹿児島は違う。
大人になって鹿児島だけなのだと知った独特の風習、七草祝い。
数えで7歳になる子どもの無病息災を祈って、親戚近所7軒の家それぞれの七草粥をもらってまわるのだ。七五三同様、着物や袴を着て、神社などでお祈りしていただいたりもする。
地域によっては、小学校に上がる直前の七草を祝う人も多い。(だから焦る必要もなかったかな…とあとで思ったり)
私も着物を着て、ご近所を廻り、お祝いされた記憶がある。
昔は集合住宅に住んでいたので、7軒廻るのはすぐだった。
重箱に詰められた、各ご家庭のお粥はいろんな味がして、とても面白かった。
ケンの場合は、当日の朝気づき、7軒廻るのはとても無理(前もってお願いしておくのがフツー)だったので、粥は自宅のものだけ。
私の豆腐のような脳みそは、またそれを見事に忘れてしまっていた。
母が慌てて押入れから袴を出してくれる(いとこたちが着ていたものがあった)。
が、羽織が見つからない。
んー、もういいや!
なしでいこう!ととりあえず着せて神社へ。
日置市伊集院の徳重神社。
はー、間に合ってよかった。
いつもバタバタ、こんな母でごめんなさい。
七草祝いでも、千歳飴をもらう^ ^
子どもの頃はこれがご馳走だったなぁ。
元気に大きくなあれ。
ケン、七草祝いおめでとう!!
余談だが、完全に和風顔なケン。
むっちゃ着物が似合ってたーー(はい、親バカ〜〜笑)。