今回は問26です。
問題文を見てみましょう。
問 26 事業用自動車の運転者の健康管理に関する次の記述のうち、適切なものには解答用紙の「適」の欄に、適切でないものには解答用紙の「不適」の欄にマークしなさい。
設問文を見てみましょう。
1.事業者は、深夜(夜 11 時出庫)を中心とした業務に常時従事する運転者に対し、法に定める定期健康診断を 1 年に 1 回、必ず、定期に受診させるようにしている。しかし、過去の診断結果に「異常の所見」があった運転者及び健康に不安を持ち受診を希望する運転者に対しては、6 ヵ月ごとに受診させている。
法に定める定期健康診断を 1 年に 1 回、必ず、定期に受診させることは敵です。しかし、過去の診断結果に「異常の所見」があった運転者及び健康に不安を持ち受診を希望する運転者に対して6 ヵ月ごとに受診させてことは不適です。
むしろ、健康に不安がある運転手は点呼及び日常の業務を通して常に気をつけていることが大事です。
よってこの設問文は不適です。
設問文を見てみましょう。
2.事業者が、自社指定の医師による定期健康診断を実施したが、一部の運転者からは当該医師による健康診断ではなく他の医師による健康診断を受診したい旨の希望があった。そこで、自社で実施した健康診断を受診しなかった運転者には、他の医師が行う当該健康診断に相当する健康診断を受け、その結果を証明する書面を提出するようにさせた。
一部の運転者は当該医師による健康診断ではなく他の医師による健康診断を受診したい希望がある場合があります。その場合、自社で実施した健康診断を受診しなかった運転者には、他の医師が行う当該健康診断に相当する健康診断を受け、その結果を証明する書面を提出するようする。
よってこの設問文は適です。
設問文を見てみましょう。
3.漫然運転や居眠り運転の原因の一つとして、睡眠時無呼吸症候群と呼ばれている病気がある。この病気は、狭心症や心筋梗塞などの合併症を引き起こすおそれがあるので、事業者は、日頃から運転者に対し、睡眠時無呼吸症候群の症状などについて理解させ、早期発見・早期治療に取り組んでいる。
睡眠時無呼吸症候群は、狭心症や心筋梗塞などの合併症を引き起こすおそれがある。よって、事業者は、日頃から運転者に対し、睡眠時無呼吸症候群の症状などについて理解させ、早期発見・早期治療に取り組む必要がある。
よってこの設問文は適です。
設問文を見てみましょう。
4.常習的な飲酒運転の背景には、アルコール依存症という病気があるといわれている。この病気は専門医による早期の治療をすることにより回復が可能とされており、一度回復すると飲酒しても再発することはないので、事業者は、アルコール依存症から回復した運転者に対する飲酒に関する指導を特別に行うことはしていない。
アルコール依存症は専門医による早期の治療をすることにより回復が可能であるが、一度回復するしても再発することがあるので、事業者は、アルコール依存症から回復した運転者に対する飲酒に関する指導を特別に行う必要がある。
よってこの設問文は不適です。