運送業に携わるものとしてエネルギー問題は避けて通れない。
地球に残された資源は限られている。
排気ガスの環境汚染の問題も無視できない。
そこで重要用語としてエコドライブについてです。
これは運送業に携わるものとして最低限知っておかなくてはならない。
エコドライブとは、燃費向上のために自動車などのユーザーが行う様々な施策や、そうした配慮を行った運転のことである。 自動車は同じ距離を移動するにも、運転方法などによって消費する燃料の量に差が生じる。
加減速運転技術に関するもの
加減速などのドライビング技術により、燃費を向上させる施策。
- 高速道では速度を控える
- 目標速度を5km/h抑えると、5%程度燃料消費が少なくなる。
- エンジンブレーキを使う
- エンジンブレーキを使うと、燃料の供給が停止され、2%程度燃費が改善する。
運転時以外でのガソリン消費の抑制に関するもの
自動車の運転以外に無駄なガソリンを利用しないで燃料消費を節約する施策。
- エアコンの利用を控える
- 外気温25℃でエアコンを使用すると、12%程度燃費が悪化する。
- 暖機運転をしない
- 5分間の暖機で、燃料160cc程度を浪費する。ただし、寒冷条件下においては、エンジンの負担が増す虞もある。
- アイドリングストップ
- 10分間のアイドリング(ニュートラルレンジ、エアコンOFFの場合)で、燃料130cc程度を浪費する。
道路状況に関するもの
道路状況による燃費悪化要素を改善させる施策。
- 道路状況をチェックして計画的なドライブ
- 1時間のドライブ予定で道に迷い、10分余計に走行すると14%程度の燃費悪化に相当する。
- 迷惑駐車をしない
- 平均車速が時速40kmから時速20kmに落ちると、31%程度の燃費悪化に相当すると言われている。
抵抗軽減に関するもの
自動車が走行する時に抵抗となる要素をできるだけ軽減させて燃費を向上させる施策。
- 車体の軽量化
- 不要な荷物を積まない
- 100kgの不要な荷物を載せて走ると、3%程度燃費が悪化する。
- むやみに燃料を満タンにしない
- スズキが提唱しており、そのためアルトの低燃費仕様「アルト・エコ」は標準車よりガソリンタンクが小さい。
ウィキペディアより